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「ママは私♡」孫を奪う義母&「里帰りは中止!」マザコン夫。地獄の産後クライシス…妻たちの逆襲劇!

妊娠・出産は、新しい家族を迎える、人生の大きな節目。妊娠中は、夫婦で力を合わせ、喜びや不安を分かち合う大切な時期です。そんなデリケートなときだからこそ、夫のやさしさや周囲の理解は何よりも心強い支えになりますよね。

しかし、そんな幸せな時期に、身勝手な価値観を押し付け、幸せを踏みにじる義母がいたら……。

そこで今回は、「暴走する義母」と、妻を追い詰める「マザコン夫」にまつわる体験談を2本立てでお届けします。

常識はずれな要求を突きつける義母と、思考停止の夫。愛するわが子を守るため、妻たちが下した決断とは!?

義母「ママは私♡あなたは用済み」暴走する義母と止めない夫にあぜん…家を追い出されそうになって!?

マザコン夫オリジナルイラスト

 

私は29歳の会社員。飲食店勤務の夫とは数年前に出会い、彼の「いつか自分の店を持ちたい」という夢に共感して交際をスタート。やがて婚約し、初めて夫の実家にあいさつへ行ったときのことです。

 

義母が夫のことを「夫ちゃん」とちゃん付けで呼んでいたのには、少し驚きました。しかも、夫も義母のことを「ママ」と呼んでいて……。仲が良いのは悪いことではありませんが、親離れ・子離れできていないような印象を受け、正直、モヤッとした私。

 

それでも当時はそこまで深く考えず、「親子の距離感ってそれぞれだし」と自分に言い聞かせていました。私は彼との将来を信じていたし、ささいなことに目くじらを立てたくないと思ったのです。

 

そして私たちは結婚し、その後すぐに妊娠が判明。夫もとても喜んでくれました。

 

 

出産直前に突然の同居宣言!?

臨月を目前に控えたある日のこと、義母がキャリーバッグを引いて突然わが家を訪ねてきました。

 

「今日からここに住むからね! 夫ちゃんから聞いてない?」と一方的な同居宣言。驚いた私は、「聞いていません! 今日のところはお引き取りください」と伝えましたが、義母は「嫌よ。夫ちゃんと決めたんだから!」と食い下がります。

 

とにかくまずは夫と話し合いをしなければと思った私は、「帰っていただけないなら、私が出ていきます」ときっぱり伝えました。

 

その場は引き下がってくれた義母でしたが、私の対応に夫は不機嫌に。「母さんを追い返そうとするなんて、冷たいな。お前とはやっていけない。離婚だ!」と言い出す始末。私もついカッとなって「わかった、離婚しよう」と返してしまいました。

 

すると義母が「出産を控えているんだから、離婚はやめて!」と割って入り、夫を制止。ひとまずその場は収まり、義母は帰っていきました。

 

しかし、その後の私と夫の関係は悪化。夫はストレスからか生活が乱れ、仕事も休みがちになっていったのです。

 

 

産後、義母のトンデモ発言にあぜん!

私は出産に向けて実家に里帰りし、無事に娘が誕生。その後、2カ月ほどして自宅マンションに戻ると、またしても義母が現れました。

 

そして娘を抱き上げながら、「A子ちゃん、ママですよ〜」と声をかけたのです。あぜんとする私に向かって、「この子は私が育てるの。名前はA子にしましょう。あなたはもう用済みよ」と言い放ちました。

 

実は義母は、長年の不妊治療の末にやっと息子(夫)を授かった経緯があり、ずっと女の子も欲しかったそうで、孫の性別が女の子だとわかったときから「ようやく女の子を育てられる」と考えていたようなのです。

 

隣でそれを聞いていた夫は、まるで当然かのようにうなずき、「ママ(義母)が育てたほうが安心だろ」と無責任な発言。私はその瞬間、完全に離婚を決意しました。

 

 

冷静に現実を突きつけ、離婚へ

義母は私に「前に『離婚する』って言っていたわよね? この子も生まれたし、もう出ていっていいわよ」と言い、私を家から追い出そうとまでしてきました。

 

さすがに限界を感じた私は、娘を連れて実家に避難。弁護士に相談し、離婚調停を申し立てました。

 

義母は「親権は私たちが!」と猛反対しましたが、夫が仕事を辞めていたこと、家庭環境が安定していないこと、そして義母による一連の言動が決定打となり、私は無事に娘の親権を得て、離婚も成立。養育費の支払いも命じられました。

 

その後、私は職場に復帰し、実家の支えを受けながら娘との生活を再スタート。子育ては大変ですが、幸せな日々を送っています。

 

家族とは、本来支え合う存在のはず。自分の願望を押し付けようとした義母と、それを止めなかった夫には、心底がっかりしました。

 

私はこれからも、娘の幸せを第一に考えながら、穏やかな日常を大切にしていきたいと思います。

 

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

 

続いては、出産を控えた妻に「里帰りは中止しろ!」と義母の言いなりになって迫る夫のエピソードです。妻と生まれてくるわが子よりも、母親の機嫌を優先する夫。そんな夫に、妻が突き付けた決断とは……?

 

 

義母の言いなり夫「里帰りは中止!嫁は婚家で出産しろ」私「りょーかい♡」その後の展開に夫、真っ青!?

言いなり夫

 

結婚して数年。私と夫は初めての出産に向けて準備を進めていました。夫は出張が多く、出産には立ち会えないかもしれないとのことで、相談の結果、私は里帰りして出産をすることになりました。

 

しかし、予定日を目前に控えたある日、夫から信じられない連絡が来たのです。

 

「里帰りはやめてくれ。すぐに戻ってきてほしい」と夫。義母が「嫁ぎ先で産んで当たり前、自分よりも先に嫁側の母親が赤ちゃんを抱っこするなんてありえない」と言って怒っているとのこと。

 

一方的な言い分に、私は耳を疑いました。

 

 

嫁は婚家で子どもを産むもの

そもそも里帰りを決めたとき、夫も「そのほうが安心だ」と賛成していたはず。義母から反対されただけで意見を変えるなんて、理解に苦しみます。

 

陣痛が来ても夫は近くにいられないでしょうし、出産後は私ひとりで家事や育児を担うことになります。どう考えても里帰り出産が安心だとわかるのに、夫は「帰ってこい」の一点張りです。

 

これから2人で子どもを育てていくというのに、夫が味方になってくれないなんて……私はこれからのことが不安で仕方ありませんでした。

 

その翌日、今度は義母本人から「私の時代は、嫁は婚家で子どもを産むのが当たり前だったのに……」と電話がありました。

 

さすがに義母は「今すぐ戻ってこい」とは言いませんでしたが、それでも「早く戻ってきてちょうだいね? 普通は夫の両親に最初に孫を見せるものなのよ?」と圧力をかけてきます。

 

しかし私も譲れません。体調が落ち着くまでは実家にいるつもりだと言ったところ、義母はわざとらしく大きなため息をつき「こっちで面倒を見るから、なるべく早く帰ってきてちょうだい」と言いました。

 

産後の不安定な時期に慣れない義実家で生活するなんて、私には考えられません。私が答えに詰まっていると「せっかく好意で言っているのに……そういう態度なら、私にも考えがある」と不穏な言葉を残し、義母は電話を切りました。

 

 

産後すぐに同居する!?

その数日後、夫が「お前が『すぐ戻る』って言ってくれれば丸く収まったんだよ。俺まで母さんに責められて、本当に気まずい思いをしてるんだ」と、再び電話をかけてきました。

 

本来であれば私や赤ちゃんを第一に考えてほしいのに、夫は自分のことばかりです。話はさらにとんでもない展開に……。なんと夫は、里帰りから帰ってきたら、義両親との同居の話を進めると言います。その上「同居を拒むなら離婚も視野に入れる」とのこと。

 

いつかは同居を、という話は以前からちらほら挙がっていましたが、体調も気持ちも不安定な産後にわざわざ同居をするなんて、ありえません。それに、こんなにも夫が義母の肩を持つとは思いませんでした。

 

 

母としての決断

意を決し「同居は受け入れられないし、このまま一緒に暮らすことも難しい。だから、離婚を選びます」と私が言うと、夫は黙ってしまいました。すんなり同居に応じるとでも思っていたのでしょうか。

 

そして「まさか、本気で離婚するっていうのか!? これから子どもが産まれるのに……」離婚を言い出したのは夫のほうなのに、急に焦り始めたのです。

 

結局夫は「わかった。離婚はやめる。同居の話もいったん白紙に戻すから、考え直してくれ」と手のひらを返しました。

 

しかし、もう夫への信頼はなくなりました。もう離婚に向けて気持ちは固まっています。「何を言ってももう気持ちは変わらない」と伝え、電話を切りました。そしてすぐに両親に事情を話し、子どもとの生活の準備を進めることにしたのです。

 

 

離婚、その後——

その後、私は無事出産。入院中、夫が私の実家に謝罪にやってきたそうですが、私の両親から淡々と説教されたようです。私の意思が固いと知り、離婚に同意すると言って帰っていったと聞きました。

 

しかし、黙っていられなかったのが義母です。後で両親から聞いたのですが、実家にも電話をかけてきて散々暴言を吐いてきたようです。

 

一方の私は、両親のサポートを受け、安心して子育てをスタートできました。赤ちゃんとの生活は思った以上に大変で、どう考えても義実家への滞在や同居の開始は無理だったことでしょう。悪くすると、体調を崩したり気持ちを病んだりしていたかもしれません。

 

あのとき、自分と子どもの命を優先する決断をして本当に良かった――。まだまだ新米ではありますが、周囲の圧力に屈せず、わが子を守る強さを発揮できたことで、「お母さん」としての第一歩を踏み出せたような気がしています。

 

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

 

孫に勝手に名前をつけたり、私が育てると言ったりと義母の行動には思わずあぜんとしてしまいました。そして、義母の言いなりで妻を守らない夫……憤りを感じずにはいられませんね。

 

夫婦とは、そして家族とは、本来お互いを尊重し、支え合って困難を乗り越えていくものです。妊娠・出産という最も大切な時期に、一番の味方であるはずの夫から背を向けられた妻たちの痛みは、計り知れません。

 

そんな絶望的な状況でも理不尽に屈することなく、「母として」わが子の幸せを第一に考えて決断した妻たち。その意志こそが、自分たちの願望ばかりを押し付ける義母や夫への制裁となったのではないでしょうか。夫婦だからこそ、家族だからこそ、お互いの気持ちを尊重し合って、その上できちんと向き合いたいものですね。

 

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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