明るくて楽しいママ友との出会い
幼稚園で仲良くなったAちゃんママは、明るくて話が面白くて、すぐに意気投合。休日にもたびたび子どもも交えて遊ぶようになり、「こんなに気の合うママ友ができて嬉しい!」と思っていました。
ただ、だんだん打ち解けていくうちに、彼女のあるクセが気になるように……。
それは、コンビニなどで買い物をする際に、「あ、小銭がない、貸して」「出してもらってもいいかな」と言ってくること。
私はポイ活のために電子マネーやカードを使っているので、正直「今持ち合わせがなくて」とも言いづらい雰囲気。それに、小銭だけになかなか「返して」って言いづらい……。
一度勇気を出して「この前の分、返してもらえる?」と軽く言ってみたことがあったんです。
すると彼女は少し驚いた顔をして、「え、意外とケチなんだ」とポロっと。
その一言にショックを受けて、それからは余計に言い出せなくなってしまいました。でも、100円、200円でもチリも積もれば……で、ストレスに感じるようになっていました。
そんな状況が一変した、ある出来事
そんなモヤモヤした状況が、あるとき一変!
幼稚園での集まりがあったある日、交流のある何人かで近所の大きな公園で遊ぼうという流れになりました。そこで、事件が起きたのです。
たくさん遊んで喉が乾いたので、みんなでコンビニに立ち寄りました。
子どもたちが飲み物を選んでいるとき、同じく仲良くしているママ友の子どものBちゃんが、突然大きな声で言ったのです。
「Aちゃんママ、今日はちゃんとお金持ってる?」
その場の空気が一瞬で凍りつきました。
子どもの無邪気な暴露
Aちゃんママは驚いて、「えっ?なんのこと?」と慌てて聞き返しました。
するとBちゃんが、さらに輪をかけて大きな声で続けたんです。
「Cちゃんママ(私のこと)が、お金返してくれないって困っていたよ。いつもお金ないんだよね?」
その瞬間、Aちゃんママの顔が真っ赤になりました。
「今日は……あるから」
彼女は必死に取り繕っていましたが、周りのママたちの視線が痛いほどに感じられる空気でした。
後で分かったのですが、Bちゃんは私がBちゃんママに相談していたのを聞いていたみたいなんです。
遊びに夢中になって聞こえていないだろうと油断していました。子どもって、大人が思っている以上に周りの会話を聞いているものなんですね……反省。
あの日の出来事がきっかけに……
陰で相談されていたことが、Aちゃんママにとってもショックだった様子。また、周囲のママたちの目や、さすがに子どもに言われたことがこたえたのかも?その日以来、なんとなく疎遠になっていきました。正直、私もモヤモヤしたままつき合い続けるのもストレスだったので、いい機会だと思って自然と距離を置くことに。
結果的にこうなってしまったけれど、今後は嫌なときはなあなあにせず、きちんと自分の言葉で断ろうと思いました。
小さな不満を溜め込んで、結局子どもを通じて相手に伝わってしまうなんて、誰にとっても良くないことですよね。
人間関係って難しいけれど、大切なのは「最初にきちんと線引きをすること」なんだと、身をもって学んだ出来事でした。
※AI生成画像を使用しています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。