私の料理を無断で投稿
夫との結婚記念日のことです。私は気合いを入れて料理を作り、夫の帰りを待っていました。すると義姉から、「今何してるの?」との連絡が。誰かにほめてほしい気持ちもあり、私は「記念日の料理を作った!」と写真を添えて送信しました。
すると後日、義姉のSNSに「夫のために自分で作りました!」との文言と共に、私が送った料理の写真が投稿されていたのです。
私は傷つき、夫に相談。しかし夫は、「別にいいだろ。それに、料理をほめるコメントもついてるし、よかったじゃん」と言ってきて……。夫は頼れなさそうだったため、私は直接、義姉に抗議することにしました。
聞く耳を持たない義姉
私は、「私の料理を、自分が作ったとしてSNSに載せるのはやめてください」と義姉に連絡。しかし義姉は、「はい? むしろ、フォロワーが1万人もいるアカウントに載せてもらってるんだから、お礼を言ってくれてもいいくらいだと思うけど」と聞く耳を持ってくれません。
さらに、義姉は私の夫に、「家で写真映えする料理が出たら写真を撮って送って。SNSに投稿するから」と依頼し、夫も了承したというのです。私は義姉にも夫にもあきれてしまい、「もう何を言ってもダメだ」と連絡を区切ったのでした。
義両親のお祝いで仕返しを計画
それから数週間後、夫から義両親の結婚記念パーティーをやろうと言われました。また、義姉からも「実家でお祝いパーティーをするから、手料理を持って来てね! 私はサラダを作るから、スープ、メイン、デザートをよろしく」との連絡が。
私は嫌な予感しかしませんでした。そして、これ以上いいように使われるのは嫌だったので、あることを思いつきました。
そうして迎えたパーティー当日。義姉は遅れて来るとのことで、私は先にテーブルセッティングをしていました。ちょうど準備が終わったころ、義姉から「絶対にまだ食べないでね。私が作ったことにして、写真をSNSに載せるから」との連絡が届いたのです。
「やっぱり!」と思い、私は「いいですよ!」と返信しました。
料理は本物ではなく…
到着した義姉は、さっそく料理の写真をパシャパシャ。満足したのか、「じゃあ、食べよう〜」と言って料理を取り分けようとしたそのときです。
「な、何これ!? 食品サンプルじゃない!!」
そう、私は義姉がSNSにアップすることを見越して、食品サンプルを用意したのでした。義両親には事前に説明しており、義母は「自分が作ったと嘘をついて投稿するなんて、何を考えているの!」と激怒。さらに義父は、「お前にお祝いなどされたくない。今日は帰りなさい」と、義姉を家から追い出したのでした。
なお、私はちゃんと本物の料理も持参しており、義姉が帰ってから、義両親のお祝いをしました。
プチ炎上に発展
それから1カ月後、なんと義姉のSNSはプチ炎上。というのも、義姉は友人の手料理やデパ地下のお惣菜も「自分が作った」と偽って写真をアップしていたようで、それがフォロワーにバレたのです。
結局、彼女はアカウントを削除。「こんな大事になるとは思わなかった。もうSNSはこりごり……」と反省した様子でした。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
イラスト:藤まる
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