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「年収1000万円のイケメンじゃなきゃイヤ!」理想を追い求めた49歳女性が婚活で学んだ現実

私は地方の小さな結婚相談所でカウンセラーとして働いています。これまで多くの方のご縁を見届けてきましたが、ある女性との出会いは今でも忘れられません。

 

「条件だけ」で相手を探そうとする女性

その女性は49歳の独身・Aさん。初回面談のときから印象的でした。

 

「私、年収1000万円以上の男性じゃないとムリなんです。できればイケメンで、転勤もなくて、親と同居もなし。もちろん専業主婦希望です」

 

そう言い切るAさんに、私は少し戸惑いました。

 

もちろん、希望条件を伝えるのは悪いことではありません。ただ、条件ばかりを重視し過ぎると、出会いのチャンスを狭めてしまうことが多いのです。私はその点をやんわりと伝えましたが、「そんなの当たり前でしょ」と一蹴されてしまいました。

 

カウンセラーとしての葛藤

登録後、Aさんの希望に近い男性を探しましたが、現実的には難航しました。年齢や希望条件を考えると、マッチングする方がほとんどいなかったのです。

 

それでも少し条件を緩めて、年収800万円の男性を紹介しました。ところがAさんはプロフィールを見るなり「200万円も足りない」と不満顔。

 

「本当はもっといい人がいるんでしょ? 私に紹介してないだけじゃないの?」とまで言われてしまいました。

 

カウンセラーとして正直つらい瞬間でした。私は一人ひとりの幸せを願ってサポートしていますが、信頼関係が築けないと何も始まりません。

 

 

婚活パーティーで見た“現実”

しばらくして、相談所主催の婚活パーティーが開催されました。Aさんも「直接会えば理想の人に出会えるはず」と参加。私はスタッフとして会場にいました。

 

しかし、いざ始まってみると、自信満々だったAさんの席には誰も近づかず、他の女性たちのもとに男性が集まっていきました。焦った様子のAさんに「自分から話しかけてみては」と助言しましたが、「女から行くなんてみっともない」と言って席を立たず……。

 

その一方で、周囲の女性たちは笑顔で積極的に会話を楽しんでいました。条件よりも「一緒にいて居心地が良い」と思える相手を見つけようとする姿勢が、場の空気をやわらげていたのです。

 

彼女が気付いたこと

後日、Aさんから連絡がありました。「パーティーの後、少し考えました。私、条件ばかり言ってたかもしれませんね」と。

 

少しずつですが、Aさんの中で何かが変わったようでした。その後、彼女は希望条件を見直し、半年後には誠実な男性と交際を始めました。

 

--------------

結婚は「条件探し」ではなく、「人と人との信頼づくり」ではないでしょうか。年齢や収入、見た目ももちろん大切ですが、それ以上に「相手を思いやる心」こそが長続きする秘訣なのかもしれません。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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      自分がどの程度の価値があると思ってるんだろうね?
      49歳なんて、子供望めない時点で、かなりの男性の条件から外されてしまうと思うけどね。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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