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「虫歯がガスを発生!?」激痛の末、処置ミスで顔が3倍に。2軒目の歯医者で告げられた原因は

40代前半のころ、虫歯が原因で強烈な痛みに襲われた経験があります。夜も眠れないほどの痛み、やっと眠れたと思ったらまた痛みで目が覚める。朝から晩まで痛みに苦しむ日々が約2週間も続きました。あれから数年たち、痛みは忘れてもあの苦しみを思い出すといまでもぞっとします。大げさに感じる方もいるかもしれませんが、出産未経験で大きなけがや病気もない私にとっては人生最大の悪夢のような2週間でした。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師川田 悟司 先生

川田歯科医院院長。咬み合わせ認定医。長年に渡り、咬合診査・診断をおこなう。
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虫歯を放置してしまった理由

なぜ、それほど悪化するまで放置してしまっていたかというと、1番は歯医者が苦手というよくある理由なのですが、2番目は歯医者迷子になってしまっていたからです。 以前は、定期的に通っていた歯医者がありました。説明も治療も丁寧な先生で、待合室の雰囲気も明るく清潔感があり、歯科衛生士が数人いました。歯医者へ行くなら絶対ここと決めて、引っ越しで離れてからも電車に乗って通っていました。

 

ところが通い始めて数年後、やさしかった先生はまるで同一人物とは思えないほど不機嫌そうな雰囲気に。歯科衛生士さんは行くたびに減り、最後のほうはドアを開けた瞬間から重い空気が漂っているよう。そして、ついには閉院してしまったのです。後でわかったのですが、先生の家庭の事情があったようです。

 

行きつけの歯医者を失った私。何度か他の歯医者に行ってみたものの、良いと思える先生に出会うことができずに、そのうちに足が遠のいて気が付けば数年がたってしまっていました。

 

痛みの原因は虫歯から発生するガス

歯の模型を使ってブラッシング指導するイメージ

 

ある朝、歯の痛みで目が覚めました。鏡で見ると右の頬が少し腫れていました。時々痛みを感じるものの、しばらくたつと痛みが治まるため放置していた右の奥歯が痛むようでした。ネットで見つけた歯医者に事情を話し、診てもらうことに。

 

痛みの原因は虫歯が発生するガスが神経まで達しているからとのこと。虫歯がガスを発生するなんて初耳でした。しかも、ガスが抜けるまで虫歯の治療はできず、詰め物をしてガス抜きのために穴を開けてもらい、痛み止めをもらってその日は帰宅。 あまりの痛さに毎日通うも、できることは同じ処置ばかり。

 

ある日、いつもとは違う先生が担当することになり、ガス抜きの穴を開け忘れてしまったらしく……翌日痛みも腫れも3倍に。

 

しかも、その日は日曜日で病院は休み。 なんとか翌日まで我慢しようとしたものの、耐えきれずに日曜も診察している病院を探したところ、徒歩圏内にあったので受付終了20分前に電話すると、診てもらえることになりました。

 

急いで行って診てもらうと、ガスがたまり過ぎているということで、詰め物を外してもらって痛み止めをもらって帰宅。 帰宅後も痛みに七転八倒。痛すぎて安静にすることさえできず、部屋の中をうろうろしていました。

 

 

総合病院で歯茎を切ることに

歯の治療イメージ

 

1軒目の歯医者には不信感を抱いたので、2軒目の歯医者へそのまま通うことにしました。もらった痛み止めも効かず「痛いです」と訴える日々。

 

そこで、総合病院へ行って歯茎を切り、ガス抜きを早めようということに。 歯茎を切るという言葉を聞いただけで恐ろしく感じましたが、この痛みから逃れられるならなんでもします! という気持ちだったのですぐに総合病院へ。まさか、虫歯で総合病院へ来ることになるなんて思いもしなかったです。

 

総合病院では麻酔が本当につらかったです。ただでさえ痛いところに注射を打つのは、心臓がぎゅーっとつかまれて息が詰まるような強烈な痛み。我慢できずに涙が頬をつたいました。 処置・抜糸のため総合病院には数回通い、頬の腫れや痛みが引いたころに元の歯医者へ戻りました。最初に歯医者へ行ったときからここまでで約1カ月間。

 

その後、ようやく虫歯の治療に取り掛かり、終わるまでに1年弱かかりました。痛みは忘れてしまったけれど、寝ることもできないほどの痛みが2週間も続いたあの悪夢のような日々は、到底忘れることはできません。今でも、3カ月に1度当時の歯医者で定期健診をしてもらっています。

 

まとめ

虫歯は治りましたが、私の奥歯は銀歯だらけです。友人と撮った写真を見て、銀歯だらけの歯になえてしまったり、初対面の人の前で笑うことを控えたりするのが普通になってしまいました。

 

まさに「後悔先に立たず」という言葉どおりです。この歯をきれいな白い歯に治すには、おそらく100万円単位の高額な治療費がかかるでしょう。あの悪夢のような日々を経験した今強く思うのは、もっと早く歯の健康を意識し、痛みがないうちから定期的に健診を受けていればよかったという後悔です。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:西野 りこ/40代女性・独身。15年務めた会社を契約満了で切られ専業ライターに。35歳のときに10年間の結婚生活に終止符を打つ。以降、おひとりさま生活を満喫して、好きなものを食べ好きなお酒をガブガブ飲んでいたら体重が取り返しのつかないことに。一念発起でダイエット検定1級を取得しマイナス6kgのダイエットに成功。しかし、まだ標準体重オーバー。日々、心と身体の健康を取り戻すべく日々奮闘中である。

イラスト/エェコ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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