「どうせ三流企業」元カノと懇親会で再会。起業した僕をバカにするので帰ろうとしたら…元カノがピンチに！

社員の女性と一緒に、A社の懇親会に参加した僕。A社には前々から「一緒に仕事がしたい」と言われており、A社がどのような企業なのか判断するためにも、僕は懇親会に行くことにしました。

 

会場には多くの人がいたのですが、その中に、元カノであるB子を発見。B子は僕が起業を決意すると「あなたに社長なんて務まるはずがない」と猛反対してきたため、僕たちはケンカ別れしたのでした。

 

B子も僕に気づき、「久しぶり！ こんなところで会うとは思わなかったわ！」と声をかけてきました。どうやらB子は、数年前にA社に転職したよう。

 

彼女は「会社はどうなの？ どうせ三流企業のままでしょw」と言ってきたので、僕は「まあまあだよ」と返答。さらに、B子の隣には彼女の男性上司もいたのですが、彼も「話していた、あの冴えない元カレか」とニヤニヤ。その後もB子は、「あなたはデート代さえ割り勘だったよね〜」「ちなみに、私はハイスペ彼氏を捕まえたよ」など言いたい放題で……。耐えられなくなった僕は、「そろそろ会場を出ようか」と社員に言いました。

僕たちが会場を後にしようとしたそのとき、A社の役員に「お待ちください！」と声をかけられました。僕はB子とその上司の態度に憤りを感じていたこともあり、「一緒に仕事をするという話はなかったことにしていただけませんか？」と言いました。

 

役員は、「そ、それはどうしてでしょうか？ わが社にはあなたの会社の技術が必要なんです」と大慌て。僕が「A社さんの社員の態度があまりに悪いもので……。そこにいる2人です」と、僕はB子と上司を指さしました。

 

役員は2人に向かって、「君たちは、どういうつもりなんだ！ こちらの会社の技術がなければ、新しい事業計画が白紙になるんだぞ！」と激怒。B子は「し、知らなかったんです！ さっきの言葉は取り消します。申し訳ございませんでした」と、上司と一緒に僕に謝罪したのでした。

 

その後、役員は「懇親会が終わり次第、2人にはしっかり言い聞かせておきます」と発言。B子は「ど、どうしよう……。大変なことになっちゃった」と怯えていたのでした。

 

結局、A社との取引はうちの会社としてもプラスになるため、僕は一緒に仕事をすることを決めました。もっと会社を大きくできるよう、これからも仕事に励んでいきたいと思います！

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。