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新居に引っ越して1週間、帰宅すると私の部屋に4組の布団…⇒夫に聞くと、トンデモない回答が!?直後

私は夫と2人暮らし。最近、新居に引っ越したばかりで、新しい生活をとても楽しみにしていました。ところが……。

引っ越して1週間。私の部屋に布団が4組!?

新居に引っ越して1週間ほどがたったある日、仕事から帰ると、私の部屋に見慣れない布団が4組も置かれていました。思わず「何これ……?」と立ち尽くしていると、ちょうど夫が帰宅し、「ごめん」と切り出したその口から出たのは、信じられない言葉でした。

 

夫は、「今日から住む人が……。実はさぁ、両親と妹夫婦がここに住むことになった」と言うのです。突然の宣言に耳を疑いました。2LDKのこの家に、いきなり大人6人で暮らすなんて無理に決まっています。しかも、私の部屋を空けてほしいと言われ、言葉を失いました。

 

話を聞くと、夫の実家は借家で、家賃を滞納していたとのこと。住む場所を失ったため、しばらくの間うちに置いてあげたいというのです。家賃滞納の理由を尋ねると、夫は軽い口調で「うちの家族、ギャンブル好きなんだよ」と笑いました。義両親がパチスロをしているは知っていましたが、まさか家を追い出されるほどのめり込んでいたとは思いもよらず……。

 

「せめて相談してくれてもよかったのに」と伝えると、夫は「急だったから」と言い訳をします。「ここは私たちの家なんだよ。私の意見は無視なの?」と問い詰めると、夫は面倒くさそうに「でも、住む場所がなくなったんだから追い出すわけにはいかないだろ」と言い返してきて……。私は4組の布団を見つめながら、これからの生活に不安しか感じられませんでした。

 

高級シャンプーの減りが早すぎる!原因は

義両親と義妹夫婦が越してきてから、数週間が経ったある日。お風呂で髪を洗おうとしたとき、シャンプーのボトルがほとんど空になっていることに気づきました。ついこの間、新しいものを買ったばかりだったはず。不思議に思っていると、リビングから義母の声が聞こえてきました。

 

「シャンプーがもうないよ」と言う義母に驚きました。家族用の安価なシャンプーはまだたっぷり残っているからです。どういうことか尋ねると、義母は当然のように「安いほうは使っていない、あなたが使っているほうを使っている」と言いました。つまり、義母と義妹は私の高級シャンプーを勝手に使っていたのです。

 

私はできるだけ穏やかに、「こんなことを言いたくはありませんが、お義母さんたちは一度もシャンプーを買っていませんよね。せめて家族用のものを使ってもらえませんか」と伝えました。ところが、義母は私の言葉をさえぎるように大きな声を上げ、「嫌なことを言うわね!消耗品を使ったくらいで文句を言わないで。私たちは狭い部屋で4人暮らしなのよ!」と怒鳴りました。

 

私は冷静に「お義母さんたちは今、うちに居候している立場ですよね」と話しましたが、義母はさらに語気を強めて、「だから何?私は姑よ。家族なんだから困ったときはお互い様でしょ。ぐだぐだ言ってないで、仕事帰りにシャンプーを買ってきなさいよ!」とヒートアップ。私は何も言い返せず、その場に立ち尽くし……。胸の中には、どうしようもないモヤモヤだけが残りました。

 

 

「私だけが我慢してる」夫に伝えると…!

ある日、会社で残業をしていると夫から電話がかかってきました。「まだ帰ってないの?」というひと言から始まり、「母さんたちが“おなかが空いた”って言ってるから、できるだけ早く帰ってあげてくれる?俺はまだ残業中なんだ」と言われ……、思わずため息が漏れました。

 

「無理やり仕事を切り上げて、あのわがままな義家族のために夕飯を作れってこと?」私の声には、もう隠しきれない疲れがにじんでいました。夫は「そういう言い方しないでくれよ。俺の家族なんだよ」と言いますが、「だったら、あなたがお義母さんたちの希望を叶えてあげてよ。私、せっかくの新居での生活をめちゃくちゃにされてるのよ」と返しました。

 

夫は、「母さんたちも近いうちに出て行くって言ってるだろ?あまりカリカリするなよ」と、まるで他人事のように話します。私はもう我慢できず、「じゃあ、私だけが折れて、自分の気持ちを押し殺して、現状を受け入れろってこと?」と強い口調で伝えました。

 

「いや、そうは言ってないだろ……あと少しの辛抱だから」と夫はなだめるように言いましたが、その言葉を聞いた瞬間、胸の奥に溜まっていた怒りが爆発しました。「なにが“あと少し”よ!家族のことは全部私に押しつけて、私のことなんてどうでもいいと思ってるの!?」夫は「俺だって任せたいわけじゃない。今は仕事が忙しいんだ。落ち着いたら俺がなんとかするから」と言いましたが、その言葉を私はもう何度も聞いてきました。

 

私は静かに息を吐き、電話の向こうに向かって言いました。「私、もう限界だよ」。

 

 

義母「今日の夕飯はお寿司」そのワケは

その後、夫は「来月には義両親と義妹を出て行かせる」と約束してくれました。少しだけ安心したのも束の間、ある日、義母から突然「今日の夕飯はお寿司をお願いね」と言われました。理由を尋ねると、義母は満面の笑みで「実は娘が妊娠したのよ~!」と言ってきたのです。

 

「でもね、私思ったの。孫が増えるなら、やっぱり部屋が狭いわよね~」と義母は続けました。たしかに、2LDKのわが家には限界があります。私は「そうですね、うちで7人暮らしは無理だと思います」と答えました。すると義母は、まるで当然のことのように「なら、もっと広い部屋を探してくれる?」と言ってきたのです。

 

私は耳を疑いました。「えっ?」と声を上げると、義母は「間取りは3LDK以上がいいわね。家賃はあなたたちに任せるわ」と平然とした口調で話します。つまり、私たち夫婦がお金を出して、義家族が住む家を探せということなのです。「ちょっと待ってください。私たちが払うって、どういうことですか?」と言うと、義母は涼しい顔で「当たり前じゃない。これからも同居するんだしね」と返してきました。

 

信じられずに言葉を失っていると、義母は急に目を細めて笑い、「とにかく、息子と別れたくなかったら、ちゃんと私たちの言うことを聞きなさいね。じゃあ、家探しとお寿司、よろしく~」と上機嫌に言い放ち、部屋を出て行きました。“おめでたい話”のはずなのに、胸の奥には祝福の気持ちよりも不安と怒りが渦巻いていました。

 

私「もう家には帰らない!」すると夫が…

ある夜、夫から電話がかかってきました。「まだ帰ってきてないらしいけど……どうしたんだ?なにかあったのか?」と心配そうな声が聞こえましたが、私は静かに答えました。「私、家を出て行きます。離婚してください」

 

一瞬、受話器の向こうが静まり返りました。次の瞬間、夫は焦った様子で「ちょっと待ってくれよ!なんで急に?約束の来月まであと5日あるだろ!」と声を荒らげました。けれど、私は落ち着いた声で言いました。「“追い出す気”なんてないでしょう?お義母さんから、新しい家の家賃を払うのは私とあなたって聞きました」その言葉に、夫は言葉を詰まらせました。

 

やがて夫は、「そ、それは母さんの勘違いだから!気にしなくていい。勝手なことを言ってるだけで、ちゃんと追い出すから……」と言いました。私はため息をつき、「いつも口先だけ。それに、少し調べたけど、同居が始まってからあなた、家に帰らなくなったよね?残業と言いながら女性のいる店に通って、アプリで知り合った女性と食事までしてた。あなたたち一家は、そろって信用できません!」と告げました。

 

夫は「これから変わるから、一緒にいてほしい」と懇願してきましたが、私は荷物をまとめて家を出ました。その後、夫とは調停を経て離婚が成立。義家族の言動を日記に記録していたこと、そして夫の浮気の証拠があったので、夫に慰謝料を請求しました。

 

夫と義両親、義妹夫婦がその後どう暮らしているのかはわかりません。けれど、私はようやく自由になれました。これからは、穏やかに暮らしていきたいと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

“家族だから”と言われても、理不尽な要求を我慢し続ける必要はありません。たとえ相手が義家族であっても、自分の生活や心の平穏を守るためには、「NO」と言う勇気も大切です。心身の健康を第一に考え、ときには距離を置くなどして、自分が安心して過ごせる居場所を整えていきたいですね。

 

【取材時期:2025年9月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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      この夫と義母義妹は揃ってありえない。離婚出来て良かった。このありえない人らのその後が気になる。絶対やっていけないやろ。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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