「ご飯の代わりに豆腐を食べる」のやばい!?
体験者:Aさん(38歳)
先日、ママ友と会ったときのことです。
私は最近、主食を豆腐に変える“豆腐ダイエット”を始めたばかり。
成果が出てきた気がして、つい得意げに「これ知らないの?豆腐の方がヘルシーなんだよ♪」と言ってしまいました。
すると、ママ友がふふっと笑って一言。
「なんか勘違いしてない?ご飯抜いちゃって、本当に大丈夫なのかな......?」
ヘルシーだから良いと思っていたけれど、豆腐を主食にするのってダメなんでしょうか?改めて考えてみると、ちゃんと栄養のことまで意識できていなかった気がします。
豆腐を主食にするのはダメ?管理栄養士さんに聞いてみた!
ご飯の代わりに豆腐を主食にするのはよくないのか、実際のところが気になりますよね。
そこで、管理栄養士でライターの安達春香さんの見解を聞いてみました。
「ご飯代わりに豆腐」はちょっと待って!
「豆腐を主食にすれば、節約にもダイエットにもなって一石二鳥!」と思うかもしれませんが、実は身体の中での役割がまったく異なります。
・ご飯=炭水化物(エネルギー源)
・豆腐=たんぱく質(筋肉や肌など体をつくる材料)
豆腐をご飯代わりにしてしまうと、“主菜も主食もたんぱく質”という、ちょっと妙な献立に……。
「朝はパン、昼はパスタ、夜にご飯」なんて人は炭水化物に偏りがちなので、一部を豆腐に置き換えるのはアリかもしれません。
でも、毎食それにしてしまうのは、ちょっとやりすぎ。体にとって必要な栄養素まで足りなくなってしまいます。
集中力激減!?豆腐ダイエットの落とし穴
ご飯を豆腐に置き換えればカロリーはかなりカットできるので、たしかに体重は落ちやすくなります。
しかし、炭水化物(糖質)は体や脳にとって大事なエネルギー源。これが不足すると、疲れやすくなったり集中力が続かなくなったりする場合もあります。
糖質制限ダイエットが流行っていますが、長期的な身体への影響については専門家の間でも意見が分かれています。
健康的に痩せたければ、いろんな栄養素をバランス良く摂るのが一番!カロリーが低いからといって、同じ食材ばかり食べるのはやめておきましょう。
栄養のバランスを意識して食べよう
「豆腐はヘルシーなイメージがあるから、置き換えにぴったり」と考えていた方もいたのではないでしょうか。
しかし、管理栄養士・安達春香さんによると、完全に豆腐に置き換えるのはおすすめできないとのこと。
栄養のバランスを意識して、上手に取り入れるようにしましょう。
※一部AI生成画像を使用しています。
※本記事は、編集部メンバーや知人が体験した実話です。編集部がヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。