あの味を忠実に再現する魔法の粉がある!?
「ばんの」の家で起きた様々な出来事をご夫婦で配信している人気YouTubeチャンネル『ばんのけ』。
なんと旦那さんのバンディさんは過去に6年間ケンタッキーに勤めていた元店員さんなんです!
※この動画は、2020年6月2日に公開されたものです。
ケンタミックスパウダーとは!?
そんなバンディさんがネットサーフィン中に見つけたのが、ケンタッキーそっくりな味になるというこちらのパウダー。神戸のとあるメーカーが販売するオリジナルのからあげ粉です(動画参照)。
調べてみたところ、値段は楽天市場やAmazonだと300g入りで1,000円〜ほどでした。結構高い……ですが、お店でケンタッキーを買うよりははるかに安くすみますね。
(※編集部注:どうやら神戸の食品会社「吉祥園」が監修している商品のようです。)
それでは早速作ってみましょう!
ばんのけさん「元店員が教えるケンタッキーフライドチキン」のレシピ
材料(骨付きモモ肉2つ分)
・ケンタミックスパウダー…適量
・骨付きモモ肉…2つ
・牛乳…140ml
・卵(M寸)…1個
・油…適量
骨付きモモ肉が1つしか手に入らなかったため、足りない分はケンタミックスパウダー公式レシピに記載されていた、鶏モモ身を縦半分に切ったものを使います。
また、公式によると油はショートニングかラードがおすすめで、キャノーラ油やサラダ油でもいいとのことだったので、キャノーラ油を用意しました。
作り方①MEDを作る
動画を観て初めて知った言葉MED。M(ミルク)E(卵)D(ディップ)の略で、スパイス&ハーブをつける前に浸す液のことなんですって!バンディさんいわく、ケンタッキーでもそう呼んでいたそうです。
牛乳と卵をよく混ぜましょう。
作り方②骨付きモモ肉を捌く
骨付き鶏モモ肉を使うのはケンタッキー再現のための大事なポイント!実は、点線あたりで切ると、ケンタッキーの「ドラム」と「サイ」の部位になるんです。
指で触ると骨と骨のつなぎめがわかるので、そこを目掛けてキッチンバサミで切れば、そんなに力もいらず簡単に切り分けられました。
おお〜!本当だ!!ケンタッキーでよく見る部位だ!この時点でテンションが上がります。
ドラムの皮は裏返りやすいので衣をつける前になでて、元の状態に戻しておくと良いそうですよ。
作り方③MEDにくぐらせ、ケンタミックスパウダーをつける
このタイミングで油を180度に加熱しましょう。
MED→粉(ケンタミックスパウダー)の順につけます。動画では粉をつけた後にパンパンとはたいて余分な粉を落としていたので、真似してみました。
この時、バンディさんが「確かに粉の雰囲気めっちゃ似てるな、ケンタッキーに」と驚いていたので期待が高まります。ただ、香りはちょっとスパイシーすぎるよう。
どうなるのか、仕上がりが楽しみです。
作り方④2回揚げる
まずは180度の油で1分半加熱します。今回はお肉が大きくて分厚かったため、少し長めに揚げました。
一旦油から出して、4〜5分放置。こうすることで余熱で中まで火が通るそうです。
最後に、同じく180度に熱した油で20秒(表面が軽くキツネ色になるまで)揚げれば、完成です!
鶏モモ身を縦半分に切ったものも、同様の手順で揚げました。
気になる再現度はいかに!?
うおおおおお!!若干揚げすぎたのか色はすこーし濃い気がしますが、これはケンタッキー!ちゃんとドラムとサイです!
これにはバンディさんも「すげーケンタッキーだ!まじでケンタッキーだ!見たことあるやつできた!」「めっちゃうまそう!」と興奮されていました。
気になる味は……。
え!?なにこれなにこれ!!めちゃくちゃ美味しい!どうやったらこの味が作れるの!?自分では絶対に再現不可能な複雑なスパイスの味がします。
ものすごく美味しい!!
……ただ、ケンタッキーではないかもしれない……。
ケンタッキーのスパイス系ではあるものの、惜しいけれどあの味ではないというのが正直な感想です。バンディさんも何度も何度もウマい!と言いつつ「ケンタッキーではない」とおっしゃっていました。
間違いなく味は最高なのですが、ケンタッキーとファミチキを足して、ケンタッキー寄りにしたような風味なんです。
ただ、衣もサクサクで本当に絶品フライドチキンでした。
完全再現ではなくても……
ケンタッキーフライドチキンの再現は叶いませんでしたが、フライドチキンの素としてリピ買いもアリなほど優秀なパウダーでした!家でこの味が出せるのはすごい!
協力/「ばんのけ」さん