かかりつけの皮膚科の先生は、治療のため総合病院を紹介すると言いました。「総合病院」と聞くだけで、不安で気持ちが重くなるフワリーさん。総合病院の片桐先生は、治療は塗り薬とナローバンドUVB照射という光線療法を併用していくと説明してくれました。
光線療法を受ける前に片桐先生は、治療中の注意事項を話してくれたのですが、それを聞いてフワリーさんはさらに不安になって……。
治療中の注意事項に母はハラハラで…







紹介状を手に、娘と総合病院へ向かいました。皮膚科医の片桐先生は、娘の白斑に「ナローバンドUVB※」という光線療法を提案。治療自体はそれほど心配していなかったのですが、先生のひと言に、私は血の気が引きました。
※ナローバンドUVBは特定の波長の紫外線であり、これを直接見ると角膜の炎症や、長期的に見ると白内障のリスクにつながる可能性があります。
「治療中は、絶対に目を開けてはいけません」
「絶対にダメ」なんて言われたら試したくなってしまうのが人間、いや、子どもというもの。好奇心旺盛な娘が、万が一目を開けてしまったら……そう考えると、居ても立ってもいられません。私は照射が始まる直前まで、「絶対に目を開けちゃダメだよ」と娘に何度も何度も言い聞かせました。
なんとか無事に終えたものの、先生はすぐに皮膚の色が戻るわけではないこと、コンスタントに照射を続け、様子を見ていく必要があることを伝えました。そうだよね、たった1回で治るだなんて、そんな奇跡みたいなことは起きないよね……と、そこは覚悟していました。
それから先生は「どんどん日焼けをしてください」と。
紫外線は避けるべき! お肌の大敵だと避けていた私にとって、それはまさに常識を覆される言葉でした。ナローバンドUVBだって紫外線だというのに(笑)。まさか紫外線が娘の治療の力になるなんて、思いもしませんでした。
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「治療中に目を開けてはいけない」という、光線療法を受けることになったフワリーさんの長女。好奇心旺盛な子どもへの注意事項としては、フワリーさんが不安になるのも無理はありませんね。必死な説得のおかげか、無事に治療が終わってホッとしましたね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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フワリー