【オート温めのNG①】冷凍食品を温める

電子レンジのオート温めは、高い出力で加熱します。そのため、もともと温め時間とワット数が決まっている冷凍食品の場合、中心まで加熱しきれずムラができることがあるんです。
実は私も、冷凍パスタをオートで温めたら、中がカチカチのままだった……という失敗経験あり(笑)。
冷凍食品は記載の時間とワット数を守って温めることで、確実に美味しくできあがります。
【オート温めのNG②】飲み物を温める

コーヒーや牛乳を温め直したいとき、オート温めが便利!かと思いきや、じつはこれもNG行為のひとつです。
電子レンジ加熱だとまれに、液体が沸点に達してもブクブクと沸騰したように見えないことがあります。
この状態はとても不安定で、何らかの刺激が加わると、突然爆発したように沸騰し、一気に液が吹き上がる事故が起こることがあります(突沸現象)。特に少量の温め直しは加熱しすぎる原因になるので注意しましょう。
飲み物の加熱は電子レンジの説明書などを参考にして、加熱しすぎには十分気をつけてくださいね。
【オート温めのNG③】分量に合っていない食器を使う

小さなおかずを大皿にのせたり、大量の料理を小皿にぎゅうぎゅう詰めにしたりすると、オート温めのセンサーが正しく働きません。

このように皿が大きすぎると過加熱の原因に。反対に食器に対しておかずの分量が多すぎると、中まで温まりづらくなるため注意が必要です。
オート温めを上手に使うために、食器は料理の分量に合うものを選びましょう。
【オート温めのNG④】ふた付きの容器を使う

保存容器をふたごとレンジに入れてオート温めするのも、避けたい使い方です。
容器にふたをつけたまま加熱すると、赤外線センサーがごはんの表面温度を正確に計測しづらくなってしまいます。はじけたり飛び散ったりするおそれがある食品は、ラップをしてください。
温めムラの原因になりますので、オート温めの際は必ずふたを外してくださいね。
オート温め機能を正しく使おう
電子レンジのオート温めは便利な機能ですが、正しく使わないと温めムラができたり、飲み物が沸騰したりするおそれがあります。
電子レンジをより安全&効率的に使うためにも、正しい方法でオート温め機能を活用しましょう。