事情があるなら言ってほしかった
ある日、Aさんから「今度の日曜日、一緒にどこかに遊びに行こう」と誘われ、家から少し離れた隣町にあるプレイランドに行くことになりました。午前10時に現地に集合して「お店が混むといけないから、お昼ごはんは11時くらいから、プレイランドの中の食堂で食べようね」と約束し、迎えた当日。Aさんの家からプレイランドへは車で15分、わが家からは車で30分かかる距離にあったため、朝からバタバタと支度をして出かけます。普段とは違う場所で会って遊ぶ子どもたちは大はしゃぎし、息子もAさんの娘もとても楽しそうで「一緒に遊びに来てよかったね」とAさんと話していました。
11時をまわったところでAさんが「そろそろお昼ごはんにしよう」と言い出し、食堂へ。30分ほどで食事を終えたところで、なんとAさんは「ごはんも食べたし、うちの子は疲れて限界だからそろそろ帰るね」と言ってさっと帰ってしまったのです。
これには私も息子もあ然。なぜなら、この時点で合流してからまだたったの1時間半。息子とAさんの娘は、ごはんを食べながら次はどれで遊ぼうという話をしており、私もAさんもその話を聞いていたはず。息子は「ごはんを食べた後も一緒に遊びたかったのに……」と半泣きに。私も帰宅の時間まで確認はしていませんでしたが、まさかお昼ごはんを食べて解散だとは思っておらず、驚きました。
次の日、幼稚園でAさんに遭遇。なにやらママ友Bさんと話していますが、私が「Aさん、昨日はありがとう」と会話に入っていくと、Aさんはバツの悪そうな顔をしています。Bさんが「え、2人は昨日どこかで会ってたの? それなら〇〇くんママ(私)も来ればよかったのに~! 私たち、昨日公園で午後から一緒に遊んでたんだよ」と言うではありませんか。Aさんは、私たち親子とBさん親子をはしごして遊んでいたのです。
もちろん、そのこと自体に文句はありません。でも、自分から誘っておきながら、子どもが疲れたからと嘘をついてさっさと帰るなんて……。私はなんだかバカにされたような気がして、腹が立ちました。
「帰りの時間を確認しなかった私も悪いけど、せっかく出かけたのにあんな短時間で解散するとは思っていなかったよ。それならもっと時間のあるときに誘って欲しかったし、解散したい理由は本当のことを言ってほしかった。すごく適当に扱われている気がして気分が悪いよ」と私が伝えると、「ごめんなさい。Bさんとの約束もあったけど、娘がどうしても息子くんと遊びたいと言うから……。翌週は家族で出かける予定があったから、午前中が空いている日に少しでもと思って誘ったの。貴重なお休みなのにこっちの都合で振り回して、本当にごめんなさい」と謝ってくれました。
各家庭によって休日の予定の立て方は様々。誰かとの予定が短時間になってしまうこともあるかもしれません。しかし、その予定に合わせてたくさんの準備をしている人がいることも忘れてはならないと思います。予定が詰まっているのであれば、そのことを相手に伝えたうえで約束すべきではないかと思いました。無用なトラブルを避けるためにも、ママ友と今後なにか約束事をするときは、しっかりお互いの認識を擦り合わせようと思った出来事でした。
著者:竹内美月/40代・ライター。車のおもちゃが大好きな4歳の男の子と、歌って踊るのが大好きな1歳の女の子を育てる母。平日はほぼワンオペ育児。何が起こったのかわからないほどのスピードで時間が過ぎていく、ドタバタな毎日を送っている。仕事終わりに夕飯を作りながら飲むハイボールが楽しみ。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
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