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義母を押し付ける義妹「荷物送った!」⇒“処分した”と伝えると「面倒見ろ!」と大激怒!でも…義母が!?

義母は義妹(夫の弟の妻)と同居しており、私たち夫婦とは離れて暮らしています。関係は比較的良好だと思っていますが、最近体調を崩しているようで心配です。

義母が入院!?義妹の“ひと言”に違和感…

ある日、久しぶりに義妹と会ったときのこと。私は「お義母さんが体調を崩したと聞いたけど……」と切り出すと、彼女は「病気になったみたい。入院だって」と軽い調子で答えました。入院期間を尋ねると「1週間くらいじゃない?」とのこと。原因を聞くと、「お医者さんの説明が長くて……病名も忘れちゃった」と悪びれもせず言うので、思わず言葉に詰まりました。「それで大丈夫なの?」と重ねて尋ねると、「病院にいるんだし大丈夫でしょ」と話します。

 

私は「お義母さんのお世話は大変でしょう。夫も私も、あなたたちに任せきりで申し訳ないと話しています」と伝えました。すると義妹は「本来なら長男夫婦が同居するべきなんだけどね?」と冗談めかして言います。私は思わず「すみません。ありがとう」と頭を下げると、彼女は「まあ、お姉さんたちは遠方に住んでいるし、私たち次男夫婦で見るから任せて」と続け、「その代わり実家に住まわせてもらってるし、家賃もかからないから節約になって助かってる」と笑いました。

 

会話を終えたあと、私は改めてお義母さんのことが心配になりました。病名もわからないままでは不安が残ります。同居してくれている弟夫婦への感謝を言葉と行動で示しつつ、負担が偏らないよう、私たちにできる具体的な支援——費用の一部負担などを提案していきたいと感じました。

 

義母のお見舞いで聞いた“義妹夫婦の秘密”

翌日、私は義母の病室へお見舞いに行きました。病気のことが気になり、「症状はどうですか?」と尋ねると、「持病が悪化したみたい」とのことでした。私は「◯◯ちゃん(義妹の名前)に聞いたら“よくわからない”と言っていたので……」と伝えると、義母は少し困ったように微笑み、「お医者さんの説明のあいだ、あの子ずっとスマホを見ていたの。話を聞いていなかったんでしょうね」と言いました。自由なところがある義妹らしいと、私は苦笑いするしかありませんでした。

 

やがて義母はぽつりと、「次男夫婦と同居しているけれど、たまに疲れてしまうのよね」と話し始めました。「一緒に住もうと言ってくれたことには感謝しているのだけれど、生活費は出してくれないし……」と続けます。私が「お金に困っているのでしょうか」と尋ねると、義母は「あまり人のことを悪く言いたくないけれど、2人ともお金の使い方が少し荒いのよ」と明かしました。

 

続けて義母は、「これまであの子たちにいくら使ったことか。次男夫婦にばかりお金を使ってしまって、あなたたちに申し訳ないくらいよ」と眉を下げました。私はすぐに「私たちのことは気になさらないでください」と伝え、「そんな状況になっていたなんて……。これからは私たちも時々様子を見に伺います」と申し出ました。義母は「本当に? ありがとう。忙しいのにごめんなさいね」と安堵したように微笑みました。

 

「いえ、お世話になっているのは私たちのほうです」と私は首を振りました。「私と夫が喧嘩したとき、寄り添って話を聞いてくださったじゃないですか。お義母さんのおかげで、私たち夫婦は歩み寄ることができました。本当に感謝しています」。義母は「そう? 私は何もしていないわよ」と照れくさそうに笑い、私はこれから自分にできる支えを具体的に考え始めました。

 

 

義母が要介護に!?義妹が放った“衝撃の言葉”とは

数カ月後。夫から義母が倒れたと聞き、義妹に連絡しました。私が「お義母さんがけがをしたと聞きました。大丈夫ですか?」と尋ねると、義妹は「もう大変だったの」と前置きし、「めまいで倒れて腰の骨を折って、要介護になるかもと言われたんだから」と早口で続けます。「最悪。大人しくしていればいいのに動くからだよね。介護なんてしたくない」と投げやりな言い方に、私は胸がざわつきました。

 

「私も通って手伝いますよ」と申し出ると、「うちに来るってこと? それは嫌! 実家を乗っ取るつもりでしょ」と即答されました。私は「そんなことは考えていません」と必死に伝えましたが、彼女は「この家はもう私たちのものだから」と言い切りました。私は「何も奪うつもりはありません」と繰り返しましたが、「口では何とでも言える。遺産をひとり占めするつもりで、お義母さんにすり寄ってるんでしょ」とまで言われ、思わず言葉を失いました。

 

「遺産……? お義母さんはご存命です」と答えると、「でも時間の問題じゃん。今回寝たきりになったら、そのまま弱っていくんじゃない?」と返されました。「そんな言い方はやめてください」と伝えると、「また良い子ぶって。そういうところが本当にむかつく。ずっと大きらいだった」と感情をあらわにしました。「私のことをきらっていたんですね」と話すと、「当たり前。私はあなたを1ミリも信じていない」と冷たく言い放たれました。

 

それでも私は「夫婦だけで介護を担い切れますか」と落ち着いて尋ねました。すると義妹は「そんなに心配なら、お義母さんをあなたにあげる。仲が良いんだから一緒に住めば? お義母さんがいなくなれば家も広くなるし」と突き放すように言いました。さらに「あなたの家の近くの病院に転院させておくから、あとはよろしく」とまで告げられ、私は耳を疑いました。

 

義母の退院を伝えると…義妹の“反応”に唖然

その後、義母はわが家の近くの病院に転院。医師からは「あと2週間ほどで退院できる見込みです」と説明を受けました。一応その旨を義妹に伝えると、「要介護とか勘弁だから、お義姉さんの家で面倒見てね」と軽い調子で返され、続けて「お義母さんの荷物は届いた?」と確認がありました。私は「ええ、全部こちらで処分しました」と落ち着いて答えました。

 

すると義妹は一転して声を荒らげ、「なんで?! この期に及んで引き取らないつもり? 今さら拒否しても遅いからね。私たちはもう責任持たないから!」と詰め寄ってきました。私は「引き取るつもりはありません」ときっぱり伝えたうえで、「ただし、見捨てるとも言っていません」と続けました。

 

「どういうこと?」という義妹に、私は決定事項を説明しました。義母は今回の件をきっかけに、「身内の誰かに世話をかけるより、老人ホームへの入所を希望したこと。ちょうどひとつ空きがあり、見学のうえ義母が気に入って即決したこと。費用はかかるものの、医療と介護の連携が整い、安心して療養できる環境であること」――その経緯を一つひとつ丁寧に説明しました。

 

義妹は「老人ホームに入れてくれるなんて助かる~。私はお義母さんのためにお金使いたくないし。実家は私たちが守っていくから、名義は夫に変えたいって話しておいて」と、どこか安堵したように言いました。私は「義母が名義を変更するから、“その家は好きにしていい”と話していました」とだけ答えました。義妹は満足げに「今まで一緒に暮らしてあげてたんだから、これくらいのお礼は当然」と言い切りました。

 

 

突然、義妹から連絡が!思わず絶句したワケは

しばらくしたある日、義妹から慌てた様子で連絡が入り、「お義母さんと連絡が取れる?」と聞かれました。理由を尋ねると、「お義母さんの家が大変なことになっている」と言います。私は「その家はもう名義変更して、あなたたちの家になったはずでは?」と確認しましたが、「名義変更した途端に大問題が見つかった。こんなの聞いていない」と取り乱していました。

 

事情を落ち着いて説明してもらうと、義母が家を出たのを機に、内装を自分好みに替えようとリフォーム業者に見積もりを依頼したところ、基礎が傷んでおり、大規模な修繕が必要だと言われたそうです。それでも「土地を売ればお金になる」と思っていたところ、建物が古く取り壊しが必要で、さらに土地の地盤が弱く補強工事に数百万かかると言われ……土地を売ってもマイナスになることがわかったとのことでした。

 

私は「それは大変でしたね」と答えましたが、義妹は「お義母さんは知っていたはず。だからすんなり名義変更させたんでしょ!?こんなボロボロならいらなかった。よくもこんな仕打ちを」と声を荒らげました。私は静かに、「同居しているとき、家事はほとんどお義母さん任せで、生活費も入れていなかったと伺っています」と事実を伝えました。

 

義妹は「年寄りなんだから若い夫婦と住めるだけでも感謝するべき」と言い放ち、さらに「長生きしないよう伝えて。早く遺産が欲しいから。夫は息子なんだから半分はもらう権利がある」とまで言いました。私は「そのころにどれほど残っているでしょうか」と返しました。義妹が怪訝そうにすると、「老人ホームの費用はお義母さんの資産から支出しています」と説明しました。義妹は「そんなことをしたら、私たちが将来もらえる遺産が減る」と嘆きましたが、「それを私に言われても困ります」と線を引きました。

 

その後、義妹夫婦は銀行からお金を借り入れて家の大規模修繕に踏み切ったそうです。もともとの浪費癖もあり、家計が圧迫されたのか金銭的な援助を求められましたが、お断りしました。一方、お義母さんは希望して入所した老人ホームで穏やかに暮らしています。今後は心静かに、安心して過ごしてほしいと願っています。

 

◇ ◇ ◇

 

お金や遺産を目当てに相手の気持ちを軽んじたり、利用したりすれば、いずれ孤立してしまいますよね。家族だからといって何をしてもいいわけではなく、相手の気持ちを考えて行動したいですね。

 

【取材時期:2025年9月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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