突然の学年マウントと理不尽な主張
校庭にはすでに多くの保護者が並んでいました。「来年はもっと早く来たほうがいいかも」なんて少し後悔しながらも、なんとかわが家も場所を確保。
開始直前になって、陣取った場所に腰を下ろして家族で談笑していると、突然知らない保護者が私たちの前に現れ「ちょっと! お宅のお子さん何年生? うちは6年生なんだけど、ここはうちが毎年使っている場所だからどいて」と言ってきたのです。
初めての参加だった私たちは当然そんなことは知りませんし、そもそも学校やママ友からは場所取りにルールがあるなんて聞いてもいませんでした。
周囲の保護者たちも心配そうに見守っている中、その威圧的な保護者と冷静に交渉を試みましたが、一向に納得してくれる様子もなく……。
場所を移動すべきか、でも空いている場所なんてない……と困り果てていると、先生が駆けつけてその保護者との間に入ってくださり、私たちに別の場所を案内してくれました。
どうやら、心配した周囲の保護者のどなたかが、先生に相談してくれたようでした。通常は保護者には案内していない関係者席の一部を私たち家族に開放していただき、結果的にとてもいい場所で娘の頑張る姿を見届けることができました。
しっかり娘を応援できたものの、やはり私はモヤモヤした気持ちが残ってしまいました。しかし、運動会の後にママ友から、あの保護者はイベントのたびに何かと騒ぎを起こす要注意人物だという話を聞き、あのとき強く出たり反論したりせず、冷静に対応してよかったなと心の底から思いました。
また、すぐに問題を穏便に解決する提案をしてくれた学校の臨機応変な対応にも感動しました。わが子かわいさに必死になる親の気持ちはとてもよくわかりますが、子どもたちが主役の学校イベントなので、親である私が必死になりすぎないよう注意しようと思うきっかけにもなりました。これからも、ほかの保護者や学校に迷惑をかけないよう、娘を応援したいと思います。
◇ ◇ ◇
理不尽な主張をした保護者こそ移動すべきとも感じてしまいますが、投稿者さんがその場で感情的にならず冷静に対応されたこと、そして先生や周囲の保護者の方々が機転を利かせたことで、結果としてお子さんの晴れ舞台を特等席で見守ることができて何よりでしたね。
学校行事の主役は子どもたちです。親同士のトラブルで子どもたちが悲しい思いをしないよう、冷静な判断と臨機応変な対応することが大切ですね。
著者:吉田未香/30代・女性・専業主婦。1人娘を育てる母。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)
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