診断された眼瞼下垂ってどんな病気?
皮膚科で下された診断は「眼瞼下垂(がんけんかすい)」。眼瞼下垂は年齢とともにまぶたの筋肉が弱まり、まぶたが自力では持ち上げらなくなる状態とのこと。年齢を重ねれば誰もがなり得る病気らしく、命に関わるわけではないですが、ひどい症状になるとまぶたが上がらず視界が狭くなり、視力も落ちてしまうそうです。
まさか自分が眼瞼下垂になるなんて!
眼瞼下垂の診断を受けたのは45歳のとき、皮膚科の先生に「まぶた重くない?」と突然聞かれたことが始まりでした。正式にはまだ軽症で、「なりかかっているので気を付けるように」という診断だったのですが、たしかに思い当たる節がありました。
ちなみに診断としては、まぶたが黒目にかかっていれば軽症、まぶたで黒目が半分隠れていれば中症と診断され、保険適応で眼瞼下垂の治療として二重の手術を受けることができるそうです。
私の感じた症状としては、
・まぶたが重い、開けにくい
・額の中央に横ジワができた気がする(これは額の筋肉で目を開けようとしていたことが原因らしいです)
・肩凝りがひどい
のようなものです。当時は仕事も忙しくパソコンを毎日10時間以上眺めていましたし、手が開けばスマホを手に取りSNSを眺める日々。毎日部屋の中で5m先を見ることもなく過ごしていました。視線は常に30cmほどの画面を黒目を動かすことも少なく、1点を集中して見ていることが多かったです。
まぶたにできるだけ負担をかけない生活を意識
私はハードコンタクトレンズを30年ほど使用していますが、ハードコンタクトレンズを20年以上使用している方は眼瞼下垂になる傾向が多いとのことで、私も医師からすぐにソフトコンタクトレンズに変えるように勧められました。ハードコンタクトレンズによるまぶたへの負担が大きいそうです。
その他にも、パソコンやスマホを長時間眺める行為もやはりNGとのこと。しかし、仕事でもプライベートでも生活にはなくてはならない存在なので見ないわけにはいきません。
私の場合、乱視がひどくソフトコンタクトレンズでは矯正できないこと、老眼も始まっていてソフトコンタクトレンズでは完全に矯正できないことでかなり悩みましたが、仕方がなく不便な思いをしながらも現在はソフトコンタクトレンズを使用しています。特にお休みの日はなるべく眼鏡で過ごすなど、まぶたに負担をかけないように気を付けています。
医師からの助言ではありませんが、自主的にまぶたの筋肉の衰えを防ぐためになるべく目を大きく開ける運動を定期的にしてみたり、スマホの画面を離れて遠くを眺めてみたりしています。どれほど変化があるかわかりませんが、現在はまだ軽症で済んでいて、手術は受けていません。
まとめ
シミ取り目的で訪れた皮膚科で、思いがけず「眼瞼下垂」と診断されたのは45歳のときでした。50代60代の悩みだと思い込んでいましたが、パソコンやスマホの長時間使用、ハードコンタクトレンズの長期間の装用といった現代特有の生活習慣が、年齢にかかわらず原因になり得るという大きな気付きがありました。
47歳になり症状の進行も感じていますが、あのときの診断をきっかけに、目を休ませたりソフトコンタクトレンズに変えたりと、まぶたに負担をかけない生活を意識するようになりました。早期に自覚し、生活を見直す学びの機会になったと捉え、今後必要になるかもしれない手術についても、医師と相談しながら向き合っていきたいと考えています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:二宮ゆか/40代女性・主婦。夫と大学生の息子と20歳の高齢猫と暮らしている。両親も70代80代となり、介護も始まり毎日家族のために忙しい日々だが、自分の時間も大切にしたいなと思う今日このごろ。
イラスト/サトウユカ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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