突然の同居宣言
長男夫婦からの突然の同居宣言に驚いた私。「どういうこと?」と詳しく話を聞くと、長男の妻がこう答えました。
「主人の勤めていた居酒屋が閉店してしまって、家賃が払えないんです。同居すれば生活費が浮きますし、いずれ実家を継ぐことになるんだから、少し早まっただけですよ」
勝手に話を進め、「お布団、日干ししておいてくださいね」と言い残して電話を切られました。私は戸惑いながらも、「昔から長男に振り回されることは多かったし……」と自分に言い聞かせ、迎え入れる準備をしました。
同居初日からの違和感
同居して間もなく、長男の妻からスマートフォンにメッセージが届きました。
「生活費は月10万円でお願いします。年金だけじゃ厳しいですよね?」
私の年金額を知っているはずなのに、まるで支払えないことをわかった上でのような言い方でした。「払えないなら出て行ってもらうしかないですね」とまで書かれていて、私はぼうぜんとしました。
「最初から私を追い出すつもりだったのかもしれない……」。そう悟った私は、静かに返信しました。
「わかりました。出て行きます」
長男も妻の言葉に同調し、私の味方をしてくれることはありませんでした。私は長年暮らした家を手放し、娘夫婦のもとへ身を寄せることになったのです。
1年後の再会
1年ほどたったある日、長男の妻から連絡がありました。
「お義母さん、義妹さんと二世帯住宅を建てたって本当ですか? それに、海外旅行に行くって……どうしてそんなお金が?」
実は、私には100歳を超えて施設に入っていた大伯父がいて、亡くなった際、私が遺産を相続することになったのです。その話を伝えると、長男の妻は焦ったように言いました。
「じゃあ、そのお金は長男である夫に残してください!」
私はきっぱりと言いました。
「私を追い出した人に渡すつもりはありません」
その後、長男夫婦が住む古い家は台風の影響で屋根が壊れ、修理に追われていると聞きました。私が加入していた保険はすでに解約していたため、自分たちで費用を負担するしかなかったようです。
私は今、娘夫婦と新築の二世帯住宅で暮らし、孫たちとにぎやかな日々を送っています。思い返せば、長男夫婦との同居騒動はつらい出来事でしたが、結果的に新しい生活のきっかけを与えてくれたのかもしれません。
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自分たちの都合ばかりを押しつけ、年金暮らしの親を追い出すなんて、あまりにも身勝手な話ですよね。一方で、困ったときに受け入れてくれた娘夫婦のやさしさは、一生忘れられませんね。どんなときも、人とのつながりを大切にしたいと感じずにはいられません。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※AI生成画像を使用しています
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