背中の激痛に耐えられず…
最初は「そのうち治るだろう」と思い、しばらく様子を見ていました。しかし、背中の痛みは一向に治まらず、むしろどんどん強くなっていきました。
しまいには、どの体勢になっても痛みが治まらず、一睡もできない日々が続き、体力がどんどん奪われていきました。ネットで症状を調べると、「背中の片側にのみ痛みが出る場合は肺や内臓の病気、特にがんの可能性もある」といった情報を目にしてしまい、不安が募るばかりでした。そうして半年ほど我慢した末に、ようやく重い腰を上げて病院を受診する決心をしました。
まずは、普段からお世話になっている地域の個人病院を受診しました。しかし、そこにはエックス線やCTなどの検査機器がなかったため、紹介状を書いていただき、大きな病院で詳しい検査を受けることになりました。個人病院の先生が事前に連絡を入れてくださっていたおかげで、到着後すぐに尿検査・血液検査・エックス線・CT検査とスムーズに進みました。そして、その日のうちに結果を聞くことができたのです。
もしかして、がん…?
「もしかして、がんだったら……」とドキドキしながら医師の説明を受けましたが、告げられた診断名は意外なものでした。
「五十肩ですね」
思わず「えっ、五十肩……?」と声が出てしまいました。私の周りにも五十肩になった人はいましたが、皆そろって「腕が上がらない」「肩が痛い」と話していて、背中に激痛が出るという話は一度も聞いたことがなかったのです。
私の場合は、腕や肩の痛みよりも背中の右半分の激痛があまりに強く、腕や肩の症状に気付いていなかったのだと思います。振り返れば、半年間も我慢し続けていた背中の痛みは、まさか五十肩によるものだったとは夢にも思いませんでした。
もっと早く受診すればよかった
この五十肩は、診断がつく前の半年間も含め、結果的に完治まで1年半ほどかかりました。注射などの治療方法もありますが、私の場合は時間の経過とともに少しずつ良くなっていきました。
あの眠れないほどつらい日々を思い出すと、「もっと早く受診していれば……」という気持ちになります。あのときすぐに病院へ行っていれば、がんかもしれないと不安に思うこともなく、痛みに耐え続ける必要もなかったのかもしれません。
まとめ
今は、背中の激痛が消え、穏やかに過ごせる日々に感謝しています。そして、あの経験が私にとって「体に異変を感じたら早めに受診しよう」という大切な教訓になりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:林田昌子/50代女性・主婦
イラスト/sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
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