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「がんかもしれない」背中だけに激痛…半年間苦しんだ末にわかった意外すぎる診断名【体験談】

50歳を過ぎたころから、膝の痛みや体のだるさなど、さまざまな不調が続いていました。そんな中、あるときから背中の右半分だけに強い痛みが出るようになったのです。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師中村 光伸先生
光伸メディカルクリニック院長

医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。
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背中の激痛に耐えられず…

最初は「そのうち治るだろう」と思い、しばらく様子を見ていました。しかし、背中の痛みは一向に治まらず、むしろどんどん強くなっていきました。

 

しまいには、どの体勢になっても痛みが治まらず、一睡もできない日々が続き、体力がどんどん奪われていきました。ネットで症状を調べると、「背中の片側にのみ痛みが出る場合は肺や内臓の病気、特にがんの可能性もある」といった情報を目にしてしまい、不安が募るばかりでした。そうして半年ほど我慢した末に、ようやく重い腰を上げて病院を受診する決心をしました。

 

まずは、普段からお世話になっている地域の個人病院を受診しました。しかし、そこにはエックス線やCTなどの検査機器がなかったため、紹介状を書いていただき、大きな病院で詳しい検査を受けることになりました。個人病院の先生が事前に連絡を入れてくださっていたおかげで、到着後すぐに尿検査・血液検査・エックス線・CT検査とスムーズに進みました。そして、その日のうちに結果を聞くことができたのです。

 

もしかして、がん…?

「もしかして、がんだったら……」とドキドキしながら医師の説明を受けましたが、告げられた診断名は意外なものでした。

 

「五十肩ですね」

 

思わず「えっ、五十肩……?」と声が出てしまいました。私の周りにも五十肩になった人はいましたが、皆そろって「腕が上がらない」「肩が痛い」と話していて、背中に激痛が出るという話は一度も聞いたことがなかったのです。

 

私の場合は、腕や肩の痛みよりも背中の右半分の激痛があまりに強く、腕や肩の症状に気付いていなかったのだと思います。振り返れば、半年間も我慢し続けていた背中の痛みは、まさか五十肩によるものだったとは夢にも思いませんでした。

 

 

もっと早く受診すればよかった

この五十肩は、診断がつく前の半年間も含め、結果的に完治まで1年半ほどかかりました。注射などの治療方法もありますが、私の場合は時間の経過とともに少しずつ良くなっていきました。

 

あの眠れないほどつらい日々を思い出すと、「もっと早く受診していれば……」という気持ちになります。あのときすぐに病院へ行っていれば、がんかもしれないと不安に思うこともなく、痛みに耐え続ける必要もなかったのかもしれません。

 

まとめ

今は、背中の激痛が消え、穏やかに過ごせる日々に感謝しています。そして、あの経験が私にとって「体に異変を感じたら早めに受診しよう」という大切な教訓になりました。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:林田昌子/50代女性・主婦

イラスト/sawawa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)

 

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