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若いころのメイクは時代遅れ!50代にふさわしいアイメイクのアップデートは【体験談】

30代から15年間愛用した色のアイシャドウが廃版になり、代わりを探し始めたのを機に、自分のアイメイクが時代遅れだと気付いたのは40代半ば。それから約10年間、自分に合ったアイメイクの正解がわからないまま、50代を迎えてしまいました。長い間、アイメイク迷子だった私が、試行錯誤の末に最近ようやく見つけ出した着地点について、お話しします。

 

愛用していた色の化粧品が廃版!?

肌もきれいでメイクの流行にも敏感だった20代は、ピンク系のアイシャドウや黒のマスカラを愛用していました。しかし、仕事を続けながら結婚・出産して、ワンオペで子育てするのに手一杯の30代になると、年齢的にも立場的にもなんだかしっくりこなくなり、明るいグリーン系のアイシャドウに切り替え、マスカラはやめました。

 

その後、テレビである美容家が「グリーンのアイシャドウはくすみ始めた肌も白く見せるのでおすすめ」と言っていたのを見て、「やっぱり!」と納得。それから40代半ばまで、同じブランドの同じ色のアイシャドウパレットを使い続けました。

 

ところが、ある日いつものアイシャドウパレットを新調しようと化粧品売り場に行くと、なんと廃版になっていたのです。見渡せば、グリーンのアイシャドウは他のブランドを含めてもわずかで、あったとしても私が使っていたものよりダークな色のものばかり。昔は色とりどりだったアイシャドウ売り場が、ブラウン系の落ち着いた色で埋め尽くされていたのです。

 

廃版になるのは、需要がないから? つまり、私のメイクは今どきではないということ? そんなことを思いながら、私はポツンとひとり、取り残された気持ちでした。

 

アイメイクへの興味を喪失

年の離れた2人の子どもを育てた約20年間は、いろいろなメイクを試す時間も気力もない空白期間でした。美容もスキンケアを重視するようになり、メイクへの興味が薄らいで、気が付けば20年前のトレンドはすっかり時代遅れになっていました。

 

結局、納得がいかないまま濃いめのグリーンと今風のブラウン系の色を買いましたが、以前と同じように塗ると目元が黒々としてパンダのよう。これは似合わないと落胆した私は、次第にアイブロウとリップだけのナチュラルメイクになっていきました。

 

その後、コロナ禍で外出が減り、人と会わなくなると、メイクへの興味さえ失いました。老眼が進んで遠近両用のコンタクトレンズも使いづらくなり、メガネを常用するようになると、アイメイクの必要性まで感じなくなったのです。

 

 

求めていたのは引き算のシンプルメイク

そんなとき、20年来お世話になっている美容師さんから提案されたのが「マツ育」でした。50代になると、目元にシワが増え、皮膚もたるんで、目はどんどん小さくくぼんでいきます。「目元がぼんやりしてくると老けて見えるので、目にしっかり額縁をつけてあげませんか?」と、まつ毛を長く育てるまつ毛用美容液を教えてもらいました。

 

ビューラーの使い過ぎで、まつ毛がまばらになっていた私は飛びつきました。そして毎晩、美容液をまつ毛の生え際に塗り続けました。結果は期待以上で、1カ月もすると隙間も生えそろい、長さも1cmを優に超えるように。これならマスカラいらずです。

 

さらに私はアイシャドウをやめ、アイライナーを使い始めました。最初はペンシルタイプを試してみましたが、皮膚にハリがない目元には描きにくくて失敗。リキッドアイライナーのほうが使いやすいと思いました。色も黒だと50代の顔には強すぎると感じた私は、ダークブラウンとグレーをチョイス。どちらもさりげなく目の輪郭を際立たせてくれるので、これは良い買い物をしたなと思っています。

 

さらに、最近アイブロウにパウダータイプがあると知った私。眉は描くものだと思い込んでいましたが、今は描かずにブラシでぼかすのだと聞いて驚きました。とはいえ、抜き続けた眉毛はもう生えず、左右対称でもないので、ペンシルを使いつつも輪郭は描かず、薄描きを心がけて最後にブラシでぼかすように。眉毛そのものの形を少し濃くする程度にしました。

 

この3つをやったところで、私は自分のメイクにようやく納得できました。自分らしくて、頑張り過ぎていなくて、少しだけ若く、はつらつと見える。私が今すべきなのは、足し算ではなく、引き算メイクだったのではないかと思ったのです。

 

まとめ

アイシャドウの色探しから迷子になったアイメイクでしたが、もはや色を足す必要などなかったのだと、今思います。自分が持っている素肌、まつ毛、眉毛をじょうずにケアしながら、ちょっと足りないかも……と思うところを少しだけテコ入れする。ここが50代を迎えた私の着地点だと思えるようになったのです。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:あらた繭子/50代女性。1999年生まれの息子と2005年生まれの娘をもつフリーライター。長年にわたる無茶な仕事ぶりがたたり、満身創痍の身体にムチを打つ毎日。目下の癒やしは休日のガーデニングと深夜のKPOP動画視聴。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)

 

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