基本の防災リュックの中身を確認
まずは、一般的な防災リュックの基本の中身をおさらい。

・長期保存水
・非常食
・歯ブラシやマスクなどの衛生セット
・軍手
・洗濯用品
・非常用ラジオ
・非常用ウォーターバッグ
・ポリ袋
上記のような最低限の備えが入っています。
果たして、この中身で完璧なのでしょうか?
プラスして用意したいものを、ケース別にご紹介します。
女性の場合

まずは女性の場合、衛生用品まわりを追加しておくといいでしょう。
災害時、急に生理がきたら?もし、下着の替えがなかったら?
その場合、「生理用ナプキン」や「おりものシート」があると安心ですよね。
また、髪の毛が長い方は「髪ゴム」もあると良いし、手や体、顔全身に使える「保湿剤」もあれば皮膚トラブルにも対処できそうです。そうしたもしもを想像することで、必要なものが見えてきます。
赤ちゃん、子どもがいる場合

お子さんの年齢によって必要な物は大きく変わってきます。
例えば、赤ちゃんなら「オムツ」「おしりふき」「液体ミルク」「紙コップ(授乳用)」「離乳食」「おやつ」は用意しておきたいところ。
未就学児や小学生なら、避難所で退屈しないよう「おもちゃ」や「おりがみ」「文具」など、遊び道具になるものがあるといいかもしれません。
特にオムツは成長具合によりサイズアウトしやすいので、こまめに見直しが必要です!お子さんが成長したのに、まだ赤ちゃん用の準備のままだった方は要注意です。
子ども用の防災リュック

ある程度自分のことができるようになる5~6歳以上からは、子ども用の防災リュックを一緒に作って防災意識を高めることもおすすめです。リュックは普段使っているようなリュックで構いません。

アレンジで、リュックの外側にホイッスルをつけるのもありですね!
そのほか、生活に欠かせないもの

そのほか、視力が悪いのであれば、「めがね」や「コンタクト」。
花粉や食物アレルギーがある方は「飲み薬」や「塗り薬」も必要です。
普段の生活で何を使って過ごしているのか、一度考えてみてください。見落としが結構あるはずです!
常に見直しすることが重要

防災リュックは一次避難をするためなので、中身は1~2日分を想定して用意しておくのが基本です。ただし、季節に応じて入れるものも変わりますので、注意が必要!
例えば、冬場は寒さ対策に「カイロ」や「軽量のダウンジャケット」を、夏場は暑さ対策に「冷却パック」などを用意して入れ替えましょう。
見直しの目安

では、いつ見直せばいいのでしょうか?
防災意識が高まる、防災の日(9/1)や東日本大震災が起こった日(3/11)、年始、お盆などが分かりやすいですね。ご自身が確認しやすい時期で大丈夫ですので、忘れずに年に数回、定期的に中身を見直すことが大切です。
ついついやってしまいがちな食品や飲料水の賞味期限切れ、薬の使用期限切れも、定期的に確認することによって防ぐことができます。期限の一番短いものは、日付をバッグの外側に貼っておくと、あとで確認がしやすいのでおすすめです。
ぜひこの機会に、ご自宅にある防災リュックの中身を見直してみてくださいね。最後までご覧いただきありがとうございました。