彼女の浮気現場に遭遇
僕はとある会社で営業の仕事をしています。ある冬の日、昇進することが決定し、次の年から本社へ異動することが決まりました。そのため、一緒に異動する2人の同僚とお祝いをすることに。しばらくは3人で楽しくお酒を飲んでいたものの、店の奥の席からよく知る声が聞こえてきたのです。不思議に思いながらそちらを見ると、僕の彼女のA子と、見知らぬ男性がくっついて座っていました。
突然のことに、僕はひどく動揺しつつも、同僚に状況を説明。「声をかけてきたら?」と言われたため、彼女の元へ行き、「この男性とはどういう関係なの?」と質問しました。
すると、A子はあっさりと「バレちゃった! 本命彼氏のB男くんだよ」と浮気を認めたのです。さらに、「だって、あなたはいつまで経っても昇進しない無能でしょ? 私、無能と結婚は無理。それに比べて、B男くんは超ハイスペなの!」とのこと。実は、昇進の話はまだA子にはしていなかったのです。もう少し具体的なことが決まってから言うつもりでいました。
僕はA子の本性を知りショックを受けたものの、「そういうことなら別れよう」と、彼女に告げたのでした。
お会計で揉めるA子とB男
僕は同僚たちの元へ戻り、「お騒がせして申し訳ない」と謝罪。2人は僕たちの話を聞いていたようで、「昇進するのに……彼女さんバカなことをしましたね」「世の中にはもっと素敵な女性がたくさんいますよ!」と、僕のことを励ましてくれました。
そして、そろそろ帰ろうとしたとき、今度はA子とB男がレジの前で言い争いをしていたのです。なんと、B男のクレジットカードでは支払いができなかったよう。一方、A子は「私は払いたくない」の一点張りで、口論になっていました。
僕は、「B男はハイスペのはずなのに、どうしてクレジットカードが使えないんだ?」と思いながらも、2人に「お店の人も困っているから、僕が払うよ。A子とも最後だしね」と提案。
A子とB男は僕に感謝をすることもなく、「ラッキ〜!」と言いながら店から出て行きました。
実はB男はハイスペではなく!?
それからしばらくが経ち、僕は本社で慌ただしい毎日を過ごしていました。そんなある日、A子からいきなり「あのときの居酒屋のお金を返したい」と連絡がきたのです。
僕は驚きながら「今更いいよ」と返信。しかし、A子は引き下がらず「昇進のお祝いもしてあげたい」と言ってきたのです。どうやら、共通の知人から僕が昇進したことを聞いたよう。「これは何か裏がありそう」と思った僕は、「B男とはどうなったの?」と聞いてみました。
すると、なんとB男がハイスペというのは真っ赤な嘘で、本当は無職だったというのです。それを聞いて、あのとき支払いで揉めていたのも納得できました。
A子は「B男くんとは別れたから。私、あなたとやり直したい」とのことでしたが、僕はきっぱりと拒否しました。
「僕が昇進したからって、手のひらを返したように連絡してきて……。君みたいなお金目当ての女性はお断りだよ」
それから、僕はA子の連絡先をブロック。しばらく恋愛は休憩し、今は仕事に集中したいと思います!
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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