子どもが生まれてから、残飯が私の主食に
子どもが生まれてからは、子どもたちの食べ残しが私の主食になっていました。はじめに自分の分までしっかり食べてしまうと太ってしまうため、基本的に残りものだけを食べるようにしています。
7歳の息子はおなかいっぱいになるまで食べるタイプなので、もし残した場合は私が遠慮なくその分をいただきます。一方、5歳の双子の娘たちは「ごちそうさま」をしたあとでも、しばらくしてからまた少し食べ始めることがあるのです。
私が「もう食べないだろう」と思って残りを食べた結果、「最後に食べようと思ってたのに」と泣かれてしまったこともありました。
夫に“食い尽くし系”と言われて!?
その様子を見ていた夫から「ママって、まるで食い尽くし系だね」と言われたとき、「え、私が?」と驚くと同時に、小学4年生ごろの記憶がよみがえりました。
当時、いとこの家で晩ごはんを食べていたときのこと。大皿に残ったメインのおかずのラスト1個を“もったいない”と思い食べたのですが、実はまだ食事中の子がいて、みんながその子の分を残していただけだったのです。
私が口に入れた瞬間、当時12歳のいとこに「みんなの分を考えて食べてね」と注意されたことを思い出しました。
「もったいない」と考える一方で、「残りものは全部私のもの」という意識もあったことに気づいた私。子どもが生まれてから改めて、“残りものに手をつける前に見極める”必要があると痛感しました。
私は「食べ物を残さない人」だと都合よく思い込んでいましたが、実際には“まるで食い尽くし系”と指摘されるほど、異常なほど食べてしまう場面もありました。本物の食い尽くし系になる前に気づけたのは幸いです。これからは、周りの様子をよく見てから手を伸ばすように心がけたいと思います。
著者:北川さくら/30代女性。2018年生まれの男の子、2019年生まれの双子の女の子を子育て中のママ。幼稚園を2年、認定こども園を2年の勤務経験あり。自身の経験をもとに妊娠、出産、育児の体験談を執筆している。
イラスト:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)