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「クローゼットに…」離婚直後、元妻が慰謝料よこせ!と鬼電⇒数日後、片付け中に“見つけたモノ”で大逆転

妻と結婚して2年。いま、単身赴任中で1年ほど離れて暮らしています。2週に1度、週末だけ帰る日々が続いていたある日……。

単身赴任先に届いた封筒を開けると…!

単身赴任先の部屋に戻ると、ポストに見慣れた字の封筒が入っていました。差出人は妻。中には1枚の離婚届が入っており、「……なんだ、これは」と慌てて電話をかけると、すぐにつながりました。

 

どういうことかと問いかけると、妻は「もう限界なの。ひとりで寂しいし、あなたとの未来が想像できない」と話します。「申し訳ないと思ってる。でも単身赴任は2年間。もう少しで戻れるって言ったじゃないか」と言うと、「もういいの。話し合っても仕方ないと思う」と返され、そのまま電話は切れました。

 

しばらく呆然としたものの、自分が何を言っても妻の気持ちは変わらないと感じました。付き合っていたころ、そして結婚生活の中で、妻の性格はわかっています。あと1年もしないうちに本社に戻れるはずでしたが、「わかった」という気持ちで離婚届に署名・捺印し、役所に提出。結婚生活はあっけなく終わりました。

 

元妻から鬼電…電話すると衝撃のひと言!

離婚が成立してから数週間後。取引先との商談を終えてスマホを見ると、元妻から何度も着信がありました。「……今さらなんだろう?」と思いながら電話をかけると、開口一番、彼女は怒鳴り声を上げました。

 

「あなた、不倫してたでしょ!?慰謝料、払ってもらうから!」身に覚えのないことで、なんと反論すればいいのかわからず黙っていると、「部下らしき年下の女性と親密な関係にあるでしょ!この前、見かけたのよ!」と言うのです。

 

たしかに最近は、部下の女性が商談に同席することが増えていました。ただ、やましいことなど何もなく……。「勝手なことを言うな。証拠でもあるのか?」と問いかけると、「証拠はないけど、女の勘よ!」とさらにヒートアップ。

 

一方的にまくし立てたあと、「許さないから!」という言葉を残して電話は切れました。怒りというより呆れのほうが大きく、気にせずに過ごそうと気持ちを切り替えました。

 

 

同僚から知らされた元妻の“よからぬ噂”

数日後、会社の同僚から1本の電話がありました。「おい、離婚したって聞いたけど……元気でやってるか? 元奥さん、ちょっとした噂になってるぞ」と言うのです。状況がつかめず、「ん? どういう意味?」と尋ねると、「お前の別れた奥さんさ、部長とよく一緒にいるって話が出ててさ。2人で親しそうに歩いている姿を見たやつがいるんだよ。どうもそういう関係らしい」とのことでした。

 

私は頭が真っ白になりました。「……部長と? 信じられない」単身赴任になる前は、元妻と一緒に会社のBBQに参加したり、たまに飲み会に同席したりすることもありました。たしかに元妻は以前から「部長さん、頼りになるね」と話していたけれど……。

 

思い出そうとすればするほど頭が混乱しました。そして、自分が不倫をしていたからこそ、私のことも不倫していると疑ったのかもしれない——そんな考えが頭をよぎりました。直接問い詰めようかとも思いましたが、証拠がない以上、黙っておくしかありませんでした。

 

クローゼットで見つけた“決定的な証拠”

数週間後、私は退去手続きをするために、元妻と住んでいたマンションに向かいました。必要なものは元妻がすべて持っていったので、片付けるものはほとんどありません。ただ、契約は私の名義なので、自分の荷物を整理して掃除をしようと思っていました。

 

クローゼットを開けると、なぜか上の段に3冊の本が残されていました。なんだろう……?と手に取ると、本の間に封筒が。中をみると、元妻と部長が寄り添い、旅行先らしき場所で笑っている写真が数枚入っていたのです。中には、旅館の浴衣姿で肩を寄せ合う写真もありました。

 

「……やっぱり、そういうことか」怒りと情けなさで体が震えました。スマホでそれらをすべて撮影し、証拠として保存。そして元妻に電話をかけました。

 

 

「本が残ってたけど、必要?」と言うと、「いらない」と返ってきました。そこで、「部長と付き合ってたんだな」と核心を突くと、元妻は「え? 何のこと?」ととぼけます。どうやら、写真を隠していたことを忘れているようでした。

 

そこで「写真を見た」と伝えると、電話口の向こうで元妻が息を呑む音がしました。「そ、それは……違うの。最初は相談に乗ってもらってて――」と苦しい言い訳を始めた元妻。しかし、だんだんと開き直り、「あなたとの未来より、部長との未来のほうが明るいと思ったから。ごめんね」と言ってきました。私は何も返せず、静かに通話を切りました。

 

元妻と部長に慰謝料を請求。2人の末路は

ただ、このまま何もせずに終わるのは嫌だと思い、弁護士に相談して慰謝料を請求することにしました。数日後、部長本人から「すまなかった。全部、私の責任だ。慰謝料は払う」と連絡がありました。まもなく社内にも噂が広まり、部長は居づらくなって退職。どうやら部長は本気ではなかったようで、元妻に別れを切り出したそうです。元妻は実家に戻り、共通の知人に「すべて失った」と泣きついていたと聞きました。

 

一方の私はというと、単身赴任先で手がけていたプロジェクトが成功。昇進が決まり、来月には本社へ戻ることになりました。離婚を告げられたときはショックでしたが、真実がわかってからはむしろスッキリして仕事に集中できました。今は仕事を頑張りながら、いつか良い出会いがあればいいなと前向きに考えています。

 

◇ ◇ ◇

 

裏切りは、どんなに隠そうとしても必ずどこかで明るみに出るもの。一時の感情や損得に流されず、本当に大切なものは何なのかを見極めながら行動したいですね。

 

【取材時期:2025年10月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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