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中卒社員を見下す新社長…屈辱の指示を受けた私が、仲間や取引先と立ち上がった結果

中学を卒業してすぐに働き始めた私は、A社という地元の企業に入社しました。小さな会社だったころから支えてきましたが、ここ数年で急成長を遂げています。仕事にやりがいを感じながら、日々現場を回しているのですが、実は心に引っかかる出来事がありました。

 

次期社長との確執

私は学歴こそ中卒ですが、入社以来ずっと現場を支え続けてきました。そのおかげで弟を大学に通わせることもできました。ところが、半年後に社長に就任予定だった現社長の息子さん、つまり次期社長は、なぜか私を目の敵にしていたのです。

 

「そんなやり方では通用しない」「偉そうにするな」「だから中卒は……」などと、たびたび厳しい言葉を浴びせられました。私は反論することなく、ただ仕事に集中し続けるしかありませんでした。

 

新社長就任の日

ついに社長交代の日。盛大な就任パーティーが開かれました。私も社員のひとりとして会場に足を運びましたが、そこで新社長から思いがけない言葉を受けたのです。

 

「お前は参加しなくていい。飲み物でも運んでいろ」

 

突然の指示に、胸の奥がぐっと締めつけられました。長年この会社のために尽くしてきた自負もあり、悔しい気持ちでいっぱいでした。

 

 

思わぬ展開

それでも私は大人として冷静にふるまい、「わかりました」と言って指示に従いました。しかしその姿を見た他の社員や取引先は驚き、次々と声をかけてくれたのです。

 

「なぜあなたがそんなことを?」「この会社を支えてきたのはあなたでしょう」

 

さらに、偶然来ていた弟が状況を知って強く抗議しました。弟は自営業をしており、取引先の一員として招かれていたのです。「長年会社に貢献してきた姉にこんな仕打ちをするなんて、あなたの会社とはもう取引できない」という弟の言葉は、周囲にも大きな衝撃を与えました。

 

その後の私

新社長の態度はやがて多くの人の信頼を失い、会社の雰囲気は一変しました。その後、私は退職を決意し、弟の会社で新しい道を歩み始めることに。

 

悔しい経験でしたが、支えてくれる人たちの存在を改めて実感しました。これからは過去を力に変えて、前を向いて働いていきたいと思います。

 

--------------

新社長が特定の社員を目の敵にし続けた結果、その横暴な態度は周囲に明らかになり、信頼を失ってしまいました。社員や取引先を軽んじれば、いずれ自らの立場を危うくするもの。誰に対しても誠意を持ち、支えてくれる人を大切にすることこそ、組織を続けていく上で欠かせないですよね。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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