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「旦那がフリーターってかわいそう〜」わが家を見下すママ友→セレブ生活から転落!?真実を告げた結果

私はフリーランスのコンサルタントとして働く夫と、小学校1年生の娘と3人暮らし。わが家は、収入に困っているわけではありませんが、夫はスーツを着る必要がないため、普段はカジュアルな服装で出かけます。そして私は昔から節約家で、ブランド物には興味がなく、自分で作ったエコバッグなどを愛用しているのですが……。

そんなわが家の近所に、最近ある家族が引っ越してきました。引っ越してきた家族も3人家族で、娘と同い年の娘さんがひとりいらっしゃいます。娘たちが同じ小学校に通っていることもあり、家族ぐるみで仲良くできればと思っていたのですが、奥様のAさんが厄介な人物でした。

 

Aさんは、自身を「セレブ」と称し、旦那さんの年収が高く、エリートサラリーマンであることをことあるごとに自慢する人だったのです。Aさんは私の服装や持ち物、そして夫の服装から、勝手にわが家を「貧しい家庭」だと決めつけ、一方的な施しと見下した言動を繰り返すように……。

 

 

「善意」という名の「嫌がらせ」

Aさんによるマウントは、娘にお下がりを渡されたことから始まりました。娘とAさんの娘さんは同級生で、身長は娘のほうが高いため、サイズが合わないと伝えても、「着られるじゃない? あなたの家には助かるでしょう? 遠慮しないで」と言って、聞き入れてくれません。

 

さらに、私と娘が安価な服を着ていることを指摘し、「子どもには、もう少しオシャレに気を使ってあげたほうがいいよ? 今の子たちはオシャレで、ブランド物も着るんだから」とバカにしたように言ってくるのです。

 

極めつけは、私の夫についてです。「近所に住んでたらわかるわよ。スーツも着ないでフラっと出掛けて行くじゃない? 旦那さん、フリーターなんでしょ? ビジネスマンには到底見えないものね」と、夫を勝手にフリーターだと決めつけ、「苦労しているのね、大変ね」などと、同情しながら私の生活を嘲笑しました。

 

私が「夫は個人事業主で、きちんとした仕事をしています」と否定しても、Aさんは「それってフリーランスってことでしょ? ニートやフリーターと変わらないじゃない。そんな旦那さんなのに、よく専業主婦をできるわね。パートとかしなくて大丈夫なの?」と鼻で笑ってきます。

 

最も迷惑だったのは、賞味期限切れの食べ物や食材を「うちではもう食べないから、よかったら食べて」と、わが家に持ってきたことです。私が「ゴミは必要ありません」と伝えると、「貧しい家庭の人でも賞味期限って気にするの……?」と、さらに私を見下し、Aさんは「ただの善意だから、遠慮しないで。困っている人を助けたいの」と言います。そうして、嫌がらせはエスカレートしていきました。

 

 

旅行マウントから話がそれていき…

ある日、Aさんは娘の冬休みの過ごし方についてマウントを取ってきました。私が家族旅行の予定を伝えると、Aさんは「あぁ、里帰りってことね? 家族旅行に行く余裕なんてないものね」とさげすみ、「うちは別荘に泊まる予定なの」と自慢してきたのです。

 

「旦那がフリーターとかかわいそう」

「うちの夫はエリートだけど、私も一度くらい底辺生活をしてみたいわ〜」
この日もまた、他人の職業や経済状況を勝手に決めつけ、見下すAさん。さすがに我慢できなくなった私は、ある事実を伝えることにしました。

 

「底辺生活できるかもしれませんね!」
私は「ご主人はABC社にお勤めでしたよね? 実は私も夫も企業コンサルタントなのですが、噂は聞いていますよ。ご主人がお勤めの会社、経営が厳しくて、人員削減などで大変なご状況なんですよね? もしかしてご主人もその対象になられてしまったのですか?」と聞きました。

 

「は?」
するとAさんは「夫は今日も会社に行ったわよ!? デタラメ言わないでくれる?」と不機嫌に。そこで私は、より詳しく説明しました。

 

「私たち夫婦は同業者なので、業界の動向には敏感なんです。Aさんのご主人がお勤めの会社は、経営再建中で大規模なリストラを行っていると私たちの業界では噂になっています。今は子育てのために私は仕事をセーブしていますが、いつでも本格的に復帰できるよう情報は入れるようにしてるんです」

 

しかし、Aさんは私の話をまったく信じようとせず「はいはい、わかったわよ。すてきな妄想ね。わが家が羨ましいのね」と、まだバカにしてきていましたが、翌日には態度を一転し、私に「あなたのことを疑ってごめんなさい。あなたの言ってたこと、本当だったわ……」と言いながら、謝罪の連絡をしてきました。

 

Aさんが旦那さんを問い詰めると、会社ではすでにリストラが始まっていて、自分も居場所がなくなりそうで、転職を考えているとのことでした。

 

そしてAさんは「それでね、あなたの旦那さんにお願いしたいことがあるの。あなたの旦那さん、いろんな会社に顔が広いってことよね? どこか良い会社にうちの夫の口利きをしてくれないかしら?」と、平然と転職先の斡旋を頼んできたのです。

 

 

セレブ生活から転落!?ママ友のその後

私は冷静にAさんの申し出を断りました。するとAさんは「お願いよ。優秀な旦那さんに聞いてみてほしいの。私はお金よりも縁を大事にしたいの! 信用しているあなた以外には頼れないのよ」と、手のひらを返したように態度を変えてきました。

 

私は今までにAさんにされたことを思い出しながら「私に近づいたのはマウントを取るためだったんですよね? あなたが今まで私にくれたものは、洗っても取れない汚れがついた子ども服や、賞味期限が切れている食材。断っても強引に渡されて本当に迷惑でした」と告げました。

 

Aさんは「善意よ! やさしさよ!」と主張しましたが、私はきっぱりと「ずっと迷惑していました。あなたに恩はありません。協力もできません」と伝えたのです。するとAさんは、泣きながら「いい転職先がすぐに見つかるかわからないし、見つかっても前と同じ収入をもらえるとは限らない。今の生活ができなくなったら……」と嘆いていました。

 

その後、Aさんからマウントを取るために絡まれたり、嫌がらせをされたりすることはなくなりました。Aさんの旦那さんはなかなか理想の転職先が見つからず、苦労していたようですが、Aさんは生活水準を変えようとせず働かないため、Aさん夫婦は離婚したと聞きました。すでにAさん家族は引っ越してしまったため離婚後、どのような生活をしているかはわかりませんが、娘さんが幸せに暮らせていればいいなと思います。

 

一方、私は平穏な生活を取り戻し、家族3人今まで通り穏やかに暮らしています。

 

◇ ◇ ◇

 

夫の服装や持ち物といった表面的な情報だけで他人を「貧しい」「フリーター」だと決めつけ、傲慢なマウントを取り続けたAさん。ご近所さんやママ友という関係は、「苦手だから付き合わない」で済まされる単純な関係でもないため、距離感が難しいですが、無理に付き合う必要はないはずです。自分や家族のためにも、苦手な人とは上手に距離を取りたいですね。

 

【取材時期:2025年11月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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