「男の子」を望まれ続け…
長女を出産して入院中、義両親は夫に「次は男の子だね」と言ったそうです。子どもが生まれうれしい気持ちの中、夫からこの話を聞いたときは跡継ぎがほしいのだと悲しい気持ちになりました。
その後2人目を授かりましたが、次も女の子でした。かわいいわが子が生まれてうれしい気持ちと同時に、男の子ではないことへの複雑な思いもありました。
月日が経ち3人目を考えだしたころ、義両親から「男の子を生んでほしい」「男の子が生まれないと死にきれない」という話をされます。「生まれるまで産み続けて」とまで言われました。私はプレッシャーに耐えられなくなり、3人目は産み分けを行い、なんとか男の子を授かることができました。
夫側の親族は大喜びで、「男の子が生まれたから盛大にお祝いしないと」と、上の子のときにはなかったようなお祝いがありました。男の子だからとお祝いの金額も大きく、女の子のときとは明らかに違う喜びようで、とても悲しい気持ちに。男の子を切望していたのはわかりますが、女の子のときも同じようにお祝いをしてほしかったです。
男の子を産んだら産んだで、女の子と男の子の待遇の差を感じる日々が待っていました。これからも「男の子だから」「跡継ぎだから」と、女の子とは違う扱いをしてくるのだろうと考えると複雑な思いです。「長男の家には跡継ぎを」また「男の子はかわいがられる」という昔ながらの考えは、まだまだ残っているのだと感じました。自分が今後姑の立場になったときには、絶対に孫には平等に接しようと思います。
著者:北村 さくら/30代女性・会社員
4歳と2歳の娘、0歳の息子を育てる母。義実家の近くに住んでいる。
作画:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
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