横田マタニティーホスピタル(群馬県前橋市)院長インタビュー
女性の一生をサポートできる環境づくり
横田マタニティーホスピタルは35床、年間分娩数1000~1200件程ある前橋市の産婦人科です。昭和55年10月に横田産婦人科医院を開設以来、これまで3万件あまりの分娩を扱っており、横田 英巳院長は14代目の院長です。
癒しのオールインエリアを提供
「近隣のみなさんの憩いの場である公園を中心に、『横田マタニティーホスピタル』『横田レディースクリニック』『リトルストークよこた(託児・保育士施設)』『Cafe & Lunch Jungfrau・ユングフラウ(レストラン・カフェ)』の施設を運営しています。診療面はもちろんですが、設備としても安心して診療を受けることができる空間づくりに取り組んでいます」
公園を中庭に見立て、このあたり一帯が「安心できる癒しの空間」であると感じました。
メンタルケアの重要性
「癒し」にこだわりを持つ横田院長。産前から産後まで通してのメンタルケアを実践するため、精神科医を配置しているのも大きな特徴です。県内で1名しかいないマタニティメンタルヘルスのドクターにより、継続してメンタルサポートをする一方で、設備としてもエステや子どもがいても安心できる託児所、ママ友同士が打ち解ける空間のカフェレストランを併設し、精神的なストレスを軽減することに注力しています。
無痛分娩もそのひとつですが、麻酔科のドクターがスケジュールを管理する、これからスタンダードな無痛分娩のスタイルになるであろう形式をいち早く実践しています。
職員のケアにも力をいれています
スタッフのケアも「癒しの空間」を提供するのに大切なことであると横田院長はいいます。最近の患者さんは医療に対する意識レベルがあがっていると認識しており、高いレベルでのインフォームドコンセント(十分な説明を受けたうえでの同意)のため、勉強会の実施にも積極的に取り組み、古いことの再確認だけではなく、新しいことの吸収や接遇の向上を実現しています。
開放的なダイニング
抜群の眺望が魅力のラウンジ。このラウンジで提供されるお食事についても、非常に気を使って工夫されています。シェフのインタビューは改めて掲載しますのでお楽しみに。
さらに上を目指して
「さらに上を目指していきます」こうきっぱりと話す横田院長。院長になって11年目となる横田院長ですが、院長という立場でも、スタンスを変えずに診療にあたり、全力で患者さんと対面しています。横田マタニティーホスピタルは、代々続いている産婦人科。小さいころから産婦人科の環境で育った先生らしく、元気な赤ちゃんやお母さんの笑顔を見ることが大好きだという先生。「患者さんからありがとうとよろこんでもらえるのは産婦人科だけ!」と力強く話す横田院長だからこそ、幅広い意味での「癒しの空間」が実現できているのだと納得しました。
世代を超えた分娩が増えてきている横田マタニティーホスピタル。「お母さんが私をここで産みました」「私のお母さんもここで産まれたんです」という患者さんも多いのだとか。長きにわたり地域のお産を支えているのは、ありのままで信念を持って取り組んでいる院長の人柄なんだろうな、と感じさせられたインタビューでした。
これからの横田マタニティーホスピタルからも目が離せませんね。
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