愛育病院(神奈川県大和市)産院ごはん
「躍動感のある盛り付け」がいちばんのこだわり
和食メニュー
- 海老しんじょうのお吸い物
- ノルウェーサーモンの包み焼き
- 南瓜の洋風いとこ煮
- 帆立貝のイチゴ酢
中華メニュー
- ブラウンえのきと姫青梗菜のスープ
- 海鮮炒め
- 生春巻き
- 麻婆茄子
- 帆立の花しゅうまいと肉しゅうまい
- 杏仁豆腐 マンゴーソース
洋食メニュー
- 南瓜のボタージュ
- ビーフシチューハンバーグ
- ラタトゥイユ
- ポテトとタラモのサラダ
- グリーンサラダ
美しい盛り付けが目を引く産院ごはんを企画、提供しているのは佐藤純シェフ。有名ホテルやレストランで和食の腕を磨いてきた佐藤シェフに、愛育病院でのこだわりを伺いました。
(以下、佐藤純シェフ)
「当院は季節の食材を取り入れて、安心安全を心がけて産院ごはんを提供しています。また、最大のこだわりは、“躍動感のある盛り付け”なんです。これは井澤理事長が開院当初からこだわっている点で、もうかれこれ20年の間、理事長と一緒につくりあげてきました。たとえば、元気が出るように料理に赤色を取り入れるといったことや、お肉も二段にしてさらにアルミホイルで包んでお出ししています。食べるときのワクワク感、湯気と香りが患者さんの食欲をそそるようにしてます。中華おこげも、患者さんの前でジュッ!と音と香りをたてる演出をしているんですよ。また、野菜の切り方も一つひとつハート型にするなど、こだわりは細かいところまで突き詰めています。何年も何年も積み重ねて改良した自慢のレシピと盛り付けなんです!」
「愛育病院で働いていて“うれしい”と感じることは、毎日、自分の作った食事を患者さんに食べてもらえること。さらには、箸置きやナプキンにコメントいただくことがあるのも、非常にうれしいですね。また、2人目ご出産の方に、『1人目に出産したときに教えてもらったレシピ、今でも家で作ってますよ!』と声をかけていただいたりと、患者さんの声はスタッフのやる気と励みにつながっています」
おいしい食事にこだわり、おいしく食べることがいちばん!
佐藤シェフが開発したメニューを、管理栄養士の大林さんが栄養面をチェックする。そんな二人三脚で、愛育病院の産院ごはんを作りつづけている裏側を管理栄養士の大林夏子さんに伺いました。
(以下、管理栄養士の大林夏子さん)
「私は外来の栄養指導と院内の産院ごはんの栄養計算、アレルギー対応などの健康面での対応に責任を持って取り組んでいます。9年前に、この担当を前任者から引き継ぎましたが、とても仕事が楽しいです。私は人と会話をすることが好きなので、外来での栄養指導では、患者さんのプライベートな話にまで会話が盛り上がります。妊娠するまで、食べ物のことは深く考えていらっしゃらなかったという患者さんが多いので、その方の人生を変える機会に自分がアドバイスできることがうれしいですね。また、産院ごはんは、栄養面も重要で管理栄養士としてカロリーや塩分などもチェックしますが、基本はおいしく食べることがいちばんだと思っています。おいしい産院ごはんにこだわり、患者さんによろこんでもらう、それが私とシェフの原動力ですね」
「上の写真は、毎日の産院ごはんに対して、理事長、事務長からいただくコメントです。一食につき、A4一枚分の感想をいただきます。とても厳しいコメントをいただきますが、逆に褒められたときにはとってもうれしいですね」
患者さんの毎日がお祝いになるように!
(以下、佐藤純シェフ)
「当院の食事はいかがでしたか?スタッフ一同、自信を持って患者さんに提供しています。お祝い膳というものも考えたのですが、それよりも毎日の食事が“お祝い”になったほうがいいだろうということで、今の産院ごはんを提供しております。毎月、行事に合わせた行事食もお楽しみいただいており、ノンカフェインコーヒーやカフェインレスドリンクなども提供しています。赤ちゃんとお母さんのため、おいしく、楽しんでいただけるように日々がんばっております」
“毎日がお祝いになるように!”
「病院らしくない病院を合言葉に、医療と食事をご提供しています。ぜひ、愛育病院にお越しください。お待ちしております」