【看護師監修】赤ちゃんの散髪はいつからできる?嫌がる時のコツやポイント
赤ちゃんの髪の毛がだんだん伸びてくると、初めての散髪を意識する方も多いかと思います。今回は、赤ちゃんの散髪について、お店で髪の毛を切ってもらえる時期、自宅で散髪をする際に必要なもの、散髪のコツ、散髪のときに気を付けるポイントなどを解説します。
- 【目次】
- ・赤ちゃんの散髪ができる時期
- ・散髪はどこでする?
- ・自宅で散髪する際に必要なもの
- ・散髪する時のコツ
- ・散髪するときの注意点
- ・まとめ
- ・散髪に関連するニュース
赤ちゃんの散髪ができる時期
赤ちゃんの散髪は、髪の毛の伸びるスピードなど個人差がありますが、生後3~4カ月ぐらいからできると言われています。
大人と同じように赤ちゃんの髪質にも、量が多い・長い・髪が太いなど、さまざまな特徴があります。七五三まで髪を切らないという場合もあれば、前髪だけ散髪するという場合もあります。
赤ちゃんは、大人に比べて特に髪の毛の生えるスピードがゆっくりとしています。そのため、そこまでこまめ切る必要はありません。しかし赤ちゃん自身が、前髪が目に入って邪魔そうだったり、首回りやうなじの髪の毛が気になったりしているようでしたら、必要に応じて散髪をしてあげましょう。
散髪はどこでする?
赤ちゃんの散髪は、美容室か自宅ですることになります。
■美容室で散髪する場合
子ども専門の美容室では生後3~4カ月ごろの赤ちゃんから散髪が可能なところが多いようです。
生後3~4カ月は首がすわるころの時期となり、乳幼児健康診査で首のすわり具合をチェックする項目があるため、このころが目安とされていますが、1歳未満でも赤ちゃんの散髪をおこなっている美容室もあります。
子ども専門の美容室は、子どもが楽しく散髪をできるようにさまざまな工夫がされています。スタッフは、美容師技術はもちろんのこと、赤ちゃんとの接し方もしっかりと教育されています。カット台が飛行機や車になっていたり、赤ちゃんの好きなDVDを見ながらカットをしてくれたりするところもあるようです。
■自宅で散髪する場合
赤ちゃんの髪の毛は大人に比べて量が少ないため、わざわざ美容室に行かなくても自宅で散髪することも難しくはありません。美容室という慣れない場所に行くことで赤ちゃんが緊張してしまう可能性もあります。さらに赤ちゃんがぐずったり泣いたりしてもすぐに中断できるため、最初は自宅で散髪する方も多いようです。
自宅で散髪する際に必要なもの
自宅で散髪をする場合の主に必要な道具について紹介します。
・くし
髪の毛を整えたり、長さを確認したりするために使います。
・カットハサミ
赤ちゃん用のカットハサミでは、安全のため刃の先にガードが付いている場合があります。
・スキハサミ
髪の量を変えるハサミです。カットハサミと同様、刃にガードが付いていたり、刃先が丸まっていたりします。
・散髪ケープ
切った髪の毛が、服の中に入り込んでしまったり、床に散らばってしまったりする事を防ぎます。髪の毛は意外とチクチクしてしまうため、ガードする役割もあります。
・シート
床に落ちてしまった髪の毛を処理するときに楽になります。新聞紙や広告を敷いても代用できます。
・赤ちゃんのお気に入りグッズ
散髪中に気が逸れてしまったり、動き回ったりしてしまっては危険です。赤ちゃんの好きな遊具やDVDを準備しましょう。
・霧吹き
髪を濡らすために使用します。霧吹きを直接髪にかけると驚いてしまう赤ちゃんの場合は、軽く手に水をつけて髪を撫でるように湿らせてあげましょう。
・タオル
首の回りにタオルをつけてからケープを着用することで、より髪の毛を逃すことなくまとめることができます。
・フェイスブラシ
赤ちゃんの顔についてしまった短い髪の毛をフェイスブラシで拭ってあげます。フェイスブラシの毛先がチクチクしない赤ちゃんの肌にも使えるものを選びましょう。フェイスブラシを嫌がったり怖がったりする場合は、手やタオルで拭ってあげてください。
散髪する時のコツ
自宅で散髪をする際のちょっとしたコツや、ポイントを紹介します。
■マスキングテープを使う
特に前髪を切る時にオススメの方法です。マスキングテープを短くしたい長さになる所に張ります。マスキングテープごと切ってしまうことで、髪の毛も散らばらずに長さも揃える事ができます。マスキングテープの幅や太さにも種類があるため、どのくらいの短さにしたいか決めておきましょう。
■寝ているときにおこなう
初めての散髪では、いつもと違うことをしているため赤ちゃんは落ち着きがなくなってしまうことがあります。ハサミも使っているため、動き回ってしまっては危険です。そんなときは、赤ちゃんが寝ている隙に散髪をおこなうという手もあります。その後の掃除は少し大変かもしれませんが、安全に散髪をすることができます。
ただし、眠っているときに動く場合もありますので、様子を見ながら慎重におこなってください。
散髪するときの注意点
散髪する際の注意点として、自宅で散髪をする場合でも、美容室で散髪をする場合でも、嫌がったときには散髪をしないことです。
くしで髪を梳かされるのが嫌だったり、ケープをつけたくなかったり、じっとしている気分じゃなかったり、赤ちゃんの気分や機嫌は変わりますので、様子を見ながらおこなってください。
嫌がっているときに無理矢理散髪をおこなうことで、ハサミが手にぶつかってしまうという危険性だけではなく、「散髪=嫌な思い出」となってしまう可能性もあります。少しでも嫌がっている場合は、一旦散髪を辞めたり、別の日におこないましょう。
まとめ
初めて髪を切ることは、記念にもなります。
自宅で散髪をする場合は、事前の準備をしっかりとしておくことでスムーズに散髪ができますし、少しでも嫌がった場合は散髪をしないということがポイントです。自分で散髪をすることが不安な場合や、好みの髪型にしてみたい場合は、美容室で散髪をしてもらうと美容室デビューにもなり、それも思い出となるのではないでしょうか。