赤ちゃんと遊ぼう - 子どもの好きなおもちゃとは?
Let's play! 赤ちゃんと遊ぼう
参加者は、生後11カ月の男の子とそのママたちです。
ママたちに囲まれて3人が遊ぶ様子はまるで3つ子みたい! たくさんのおもちゃに囲まれて、ほのぼのとした取材になりました!
今回は、子どもたちの美術教育をおこない、世界のおもちゃの研究をしている、「あーと・らぼ」のプレイルームをお借りして、おもちゃコンサルタント武田先生に、赤ちゃんのおもちゃ選びと遊びのポイントを、実際におもちゃで遊びながら教えていただきました!
3人のお気に入りのおもちゃは…?
「あーと・らぼ」にはいろいろなおもちゃがいっぱい! みんな楽しく遊んでいますが、遊び方もそれぞれなら、好みもそれぞれ。小さくてもちゃんと個性があるんですね。それぞれのお気に入りを紹介します!
心南くん
「ボールや球状のおもちゃに夢中。ちょっとひと工夫してこんなリサイクルおもちゃもできますよ。着なくなったTシャツなどを利用して、ゴムを入れてきんちゃく状にし、それをタッパにくっつけて、その中にお手玉を出し入れして遊ぶのです。このお手玉がミソ。いらなくなった靴下でできているのです。お手玉の中身を変えてあげると触っときの質感が違って楽しめますよ。触覚を鍛える働きがあります」
陸くん
「ホームセンターで売っているホースを切り、中にらせん状のギュッと伸ばした針金とビーズを入れたもの。振ると音がするので楽しんでくれます。端っこさえきちんと処理していれば中の物が出てくることはないですよ。柔らかいので危なくないし、流れるビーズの動きを目で追ったりもできますし、涼しげでかわいらしいおもちゃですよ」
佑昌くん
「人型の人形が落ちてくるおもちゃに食い入るように見入っていました。ボードの上から人形を落とすと、ボードにたくさんついたフックを経由して下に落ちてくるおもちゃ。物の原理を遊びながら自然に学ぶことができます。軽過ぎず重過ぎず、適度な音もするし、見た目もカラフルできれいです!」
みんな大好きなのは、こんなおもちゃ!
武田先生
「定番ですけど、プルトイは人気がありますね。素朴なおもちゃで単純な動きゆえに流行り廃りがない。価格は若干高めですが、長持ちするので代々使えますし、見た目がきれいだから部屋に飾っているだけでもかわいいですよね。イライラしない心地良い音に、きれいな配色が施されています。どのような色でも遊ぶことには変わらないのですが、子どものときは美的な感性も育っていく時期。きれいな色は大事にしたいですね。もちろん塗料は安全な物を使っています」
― おもちゃの良さを網羅したおもちゃと言えるのではないでしょうか。3人ともプルトイには興味を示していましたが、気に入ったプルトイはそれぞれ別でした。色や形の好みがあるんでしょうね。
意外!? こんなおもちゃも大人気!
筒が2つ連なっていて、それぞれを左右に引いて、顔を出すおもちゃ。筒は上下2本のひもでつながっているので、筒を引っ張るとひもでできた空間の中に顔が見える仕組みになっています。"いないいないばぁ"にみんな大はしゃぎ!
いたってシンプルなおもちゃなのに、みんなすごく喜んでいました。
武田先生「現代の子どもはテレビに慣れてますから、四角い空間を意識するんですよね。このおもちゃだと、ひもを引っ張ったときのフレームが画面の役割を果たして、目線がこの中に集中するんですよ」