保育園でアタマジラミの感染が増えています
5歳の娘が通っている保育園では、半年に一度くらいの割合で、園児たちにアタマジラミが発生しています。娘は毎日洗髪していますが、一度うつったこともあります。保育園から「アタマジラミが発生しました」というお知らせをいただくたびに、「またうつるのではないか?」と冷や冷やしてしまいます。
どうやら、スイミング・スクールに通う子が増えたことから、保育園内にも感染が広がったようなのですが、その他にも、うつりやすい要因はあるのでしょうか?
また、アタマジラミを予防には、毎日、子どもの頭をチェックするしかないのでしょうか? うつったときに守るべき注意ポイントも、ぜひ教えていただきたいです。
近年、学童や幼児の間でアタマジラミの感染が増えています。アタマジラミは、頭部の不潔によってうつるわけではありません。主に、頭と頭の接触で感染しますが、枕や帽子、タオルの共用でもうつります。
アタマジラミは、毛髪に0.5mmくらいの白っぽい卵がしっかりくっつき、爪で取り除こうとしても取れません。治療は、毎日シャンプーをする、目の細かなくしで髪をとかす、枕、タオル等を共用しない、という対応でも十分に効果はありますが、薬局で販売されている専用の粉剤やシャンプーを使うと効果的です。
日常生活では、帽子やタオル、くしの共用を避け、シーツや枕カバーを毎日交換します。洗濯の際は、60度のお湯に5分間つけてから、洗うようにしてください。
集団生活では、みんなで駆除をしなければ意味がありませんので、感染者はすぐに治療を行い、他の子どもたちも感染していないかどうか、頭部をよく観察して調べます。また、日ごろから帽子、タオル、くしの共用を避けて予防しましょう。