【助産師監修】全国の安産祈願スポットを紹介
全国でおこなわれているいろいろな安産祈願をご紹介します。
東京都
出産した産婦人科で戌の日に腹帯を巻く習慣があり、あらかじめ自分で腹帯を水天宮に行って購入し、それを巻きました。そこには日付や病院名が筆で書かれ、うれしい気持ちになりました。
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水天宮
- (東京都中央区日本橋蛎殻町2-4-1)
神奈川県
前もって鎌倉の「おんめさま」で、義母が用意したさらしなどを戌の日に病院で巻いてもらい「寿」と書いてもらいました。そして、義母が親戚近所に奇数の団子を配ります。それをもらった家はお返しに金一封かさらしや妊婦さんが必要な物をお返しする風習があります。
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おんめさま<大巧寺(だいぎょうじ)>
- (神奈川県鎌倉市小町1-9-28)
茨城県
夫の実家では「子安講」というものがあり、帯祝いというよりはそちらをしました。子安さまに安産祈願をしながら、同じ講の人たちに祈願してもらうというものです。 結局は近所の奥様方(といっても上は80近い方も)への仲間入りの儀式といったところだったのでしょうか? お膳を用意してお食事会といったところでした。
愛知県
産み月に入るころに、丸いお餅をお店で頼み、親戚、近所に配ります。ふっくら、丸いお餅のような赤ちゃんが生まれてくるようにとの願いが込められています。だから、火を通したりしたらやけどした子が生まれるとの言い伝えがあり、火を通さずそのまま頂きます。
自分の両親も私も名古屋在住で、豊橋に住む義理の両親宛に帯祝いのお餅を送ったらビックリされてしまいました。こちらでは当たり前の風習だったのですが、違うみたいですね〜。
京都府
京都のわら天神に行きました。そこでは藁を頂きます。その藁に節があれば男の子、なければ女の子が生まれると言い伝えられています。ちなみにわが家は2人とも当たりました。一般的には7割くらいの確立で当たるそうです。
わら天神<敷地神社(しきちじんじゃ)
- (京都府京都市北区衣笠天神森町10)
兵庫県
兵庫県宝塚市にある中山寺は安産祈願で有名。無事に出産した人がお礼参りに返したさらしを安産祈願に来た人に腹帯として渡しており、そのさらしにはお礼参りの人が無事に生んだ子どもの干支と男女が書かれています。風説では、安産祈願で受け取ったさらしに書かれている男女と逆の子どもを授かっていると言います。(例:さらしに「男」と書かれていれば自分の子どもは女)。
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中山寺
- (兵庫県宝塚市中山寺2-11-1)
福岡県
私は福岡に住んでいますが、宇美八幡宮で安産祈願をしてもらいました。安産祈願が済んだあと、裏手にある石置き場から手頃な石をひとつ持って帰り、無事生まれたら名前等石に記入して再度御礼参りに持っていくという風習があります。
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宇美八幡宮
- (福岡県糟屋郡宇美町宇美1-1-1)