妊娠に気づかず子どもがおなかの上に乗ってきます

2歳5カ月の子は、全身を使って体を動かしたくなる元気で活発な時期です。「おなかに赤ちゃんがいるんだよ」と言う伝え方は、この年齢の子には抽象的過ぎて、どのような行動をとるべきなのか、よく理解できないのだと思います。「おなかが痛くなるから、乗ってはダメ！」と、きっぱりと言い続けることが大切です。「ここに小さい赤ちゃんがいるの。乗るとおなかが痛くなるから、乗ってはいけない！」とおなかを指さして、何回も繰り返し話してください。また、たとえば「“おなかの上”に乗ってはダメ」と言われても、この年齢の子には、上・下の位置関係がまだ理解できませんので、「ここ」とおなかを指さして、何度も言ってあげることです。妊娠後期になればおなかが大きくなって「おなかに赤ちゃんがいる」と言う状況を理解しやすくなりますし、娘さんも3歳に近づいていけば、言葉の理解が進んできます。すると、「やめて！」を連発したり、危ない思いをすることも少なくなっていくと思います。