叱ると、3歳のお兄ちゃんがパニックになってしまいます

上のお子さんは、下のお子さんが生まれたことによって愛情が奪われてしまったと感じているのでしょう。叱られてパニックになるということは、「ママに嫌われたくない」と思っているのに冷たくされ、どうしたらいいのかわからくなってしまったからではないでしょうか。ママは、「あなたのことは大好きよ。嫌いだから叱ったんじゃないの。いけないことだから叱ったのよ」としっかり話してあげましょう。また、3歳という年齢は、第1自律期を経て、“自分らしさ”が決まってくる年頃です。そのころにこうした行動を起こすのはまだ混乱が続いているからなのでしょう。もし、上のお子さんが "赤ちゃん返り"を経験せず、無理に聞き分けのよい態度をとっているようなら、ママのほうから「おっぱい飲んでみる？」などと言って、赤ちゃん返りに誘ってみてください。おっぱいを飲んだり、赤ちゃんみたいに甘えたとしても、もうちっともおもしろくないということがわかれば、「赤ちゃんは卒業したんだ」「お兄ちゃん（お姉ちゃん）になったんだ」と理解し、自然に下の子との違いを認識していくでしょう。