大きなお腹をしっかりと支えてくれる、腹帯。
昔は「さらし」を巻き付けていましたが、最近はベルトタイプや腹巻きタイプ、ガードルタイプなど簡単に使えてしっかり支えてくれるものが主流です。
今回は、おすすめの腹帯・妊婦帯をタイプ別にご紹介します。選び方のポイントや注意点についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
失敗しない腹帯・妊婦帯の選び方・注意点
まずは、腹帯・妊婦帯の選び方や注意点についてご紹介していきます。
腹帯・妊婦帯の種類と特徴
腹帯・妊婦帯には、大きく分けて5つのタイプがあります。それぞれの特徴は、以下の通りです。
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| さらしタイプ | 長細いさらし布をお腹に巻き付けて支えます。着脱しにくいためトイレなどが不便ですが、自分の体調に合わせて強さを変えられるなど、臨機応変に対応できる昔からあるタイプです。 |
| 腹巻きタイプ | 腹巻きを使う要領でお腹の周りに当てるだけなので、とても簡単に着脱可能。保温・保護目的が主のため、お腹を支える効果はやや弱めですが、就寝時やリラックスタイムに使いやすいタイプです。 |
| ガードルタイプ | 腹帯・妊婦帯機能を兼ね備えたガードルなので、履くだけでしっかりとお腹を支えます。上に着用する服に響きにくいため、お腹周りがもたつかず外出時にもピッタリです。 |
| ベルトタイプ | マジックテープを用いてお腹を腰からしっかりと支えます。腰痛対策にもなるため、お腹が大きく重くなってきてから使い始める方が多いです。 |
| 骨盤ベルトタイプ | お腹ではなく骨盤に装着するため、安定して支えられます。産後は骨盤矯正ベルトとしても使用できます。 |
中でも使いやすいのは、腹巻きタイプ・ガードルタイプ・ベルトタイプ。使用するシーンやお腹の大きさに合わせての使い分けも、おすすめです。
自分の体型に合ったものを
腹帯・妊婦帯を選ぶ際は、自分の体型に合ったサイズのものを選びましょう。
サイズが大きすぎると支える力が弱くなるため、腹帯・妊婦帯の役割を担えません。また、サイズが小さいと締め付けが強くなるため、体調不良などが起こりやすくなるので注意してください。
肌に優しい素材でできたもの
腹帯・妊婦帯は、直接肌に触れるものです。そのため、肌ざわりが良く肌への負担が少ない優しい素材を使用した商品がおすすめ。妊娠中は肌がデリケートなので、素材には気を遣いましょう。
また、季節に応じて素材を変えるのもポイントです。夏場の暑い季節は通気性が良い素材を、寒い季節は保温性の高い素材を選ぶと良いでしょう。
【ベルトタイプ】腹帯・妊婦帯おすすめ3選
ここからは、腹帯・妊婦帯のおすすめ商品をご紹介していきます。
まずは、ベルトタイプの腹帯・妊婦帯からです。
「ra kuras」【現役助産師 監修】腹帯 妊婦帯 マタニティベル
| サイズ | フリー（80～110cm） |
| カラー | ピンク |
お腹の大きさに合わせて80～110cm以内で調整できる、ダブルベルトタイプの肌帯です。
産前ママの声を参考に設計され、素材や付け心地にこだわっている点が特徴。
ダブルベルトタイプで自分の体に合わせやすく、ホールド力もあるためしっかりとフィットします。
「エンゼル」お腹をしっかり支えて腰をサポート フリー妊婦帯（腹帯）日本製
| サイズ | フリー |
| カラー | クリーム、ピンク |
お腹のふくらみにぴったりとフィットさせて着用できる、ベルトタイプの腹帯です。
ふわふわのパイル地なので、肌触りが良く蒸れにくいのが特徴。
素肌の上から直接付けられるタイプで、トイレの度に外す必要がなく便利です。
「ローズマダム」すごーく腰らく妊婦帯
| サイズ | M-L |
| カラー | ブラック |
お腹を支えるだけでなく、腰もしっかりサポートしてくれるベルトタイプの腹帯です。
スポーツ選手が使っているテグスコール素材を使用し、しっかりホールド。ワンタッチのテープベルトなので調節や着脱が簡単にできます。
腰痛にお悩みの妊婦さんにもおすすめの商品です。
【腹巻きタイプ】腹帯・妊婦帯おすすめ3選
続いて、腹巻きタイプの腹帯・妊婦帯を3商品、ご紹介します。
「ピジョン」はじめてママの妊婦帯セット
| サイズ | M-L |
| カラー | ピンク |
腹巻きとベルトがセットになった腹帯です。
綿100％素材を2枚重ねているため肌に優しく、ふわふわと柔らかい素材で肌への負担が少ないのが特徴。
腹巻きとベルトは一緒でも別々でも使えるため、お腹の大きさや体調などに合わせて使い分けが可能です。
「犬印」これ一枚でらくちん妊婦帯
| サイズ | M、L、XL |
| カラー | ピンク、シャンパン |
腰からお腹にかけてベルトで支えることができる、腹巻きタイプの腹帯です。
「ただの腹巻きだけでは少し不安」というママでも、このタイプなら安心感が得られます。
ベルトはマジックテープで固定できるため、お腹の大きさに合わせて簡単に調節可能です。
「犬印本舗」ふわふわパイルボーダー妊婦帯
| サイズ | M、L、LL |
| カラー | ピンク、サックス |
腹巻きと補助ベルトがセットになった、腹巻きタイプの腹帯です。
腹巻きと補助ベルトは別々に使用することもできます。
ストレッチパイル素材なので肌触りが良く、保温性も高いため寒い時期の冷え対策としてもおすすめの商品です。
【ガードルタイプ】腹帯・妊婦帯おすすめ4選
最後に、ガードルタイプの腹帯・妊婦帯を4商品、ご紹介します。
「ワコールマタニティ」妊婦帯 パンツタイプ （おなかサポート）1枚で着用できるタイプ
| サイズ | M-L |
| カラー | BL、GY、KO |
お腹や腰をしっかり包み込む、ガードルタイプの腹帯です。
腹部にはソフトな妊婦帯が付いていて、しっかりホールド。
裏マチ付きなので、ショーツとして1枚履きも可能です。
「ピジョン」助産師さんと考えた 妊婦帯パンツ (産前腹帯) マタニティインナー
| サイズ | M-L |
| カラー | グレー |
助産師とピジョンが共同開発した、ガードルタイプの腹帯です。
グンと伸びるストレッチ素材で、お腹が大きくなっても調整いらず。しっかりと支えてくれます。
動いてもめくり上がりにくい設計のため、ショーツなしで1枚履きも可能です。
「ケラッタ」【助産師監修】 マタニティ ショーツ 妊娠帯
| サイズ | M、L |
| カラー | グレー、ネイビー、ピンク ※3色セットあり |
現役ママが企画し、助産師監修の元に作られたガードルタイプの腹帯です。
骨盤をしっかりサポートしながらお腹を支え込むデザインのため、冷え対策にもなる点が特徴。
ウエスト部分にゴムを使っておらずお腹が大きくなっても締め付けが少なく、ほどよいホールド感で優しくフィットする履き心地です。
「犬印本舗」妊婦帯 ハッピーバースチャーム
| サイズ | M、L |
| カラー | ピンク |
お腹の変化に優しくフィットしてしっかり支えてくれる、ガードルタイプの腹帯です。
すっきりとした履き心地で、アウターに響きにくいのが特徴。
下腹部は二重仕立てで下からお腹を支えてくれるため、薄手でも安定感があります。
腹帯・妊婦帯は何のために巻く？
妊娠中には、以下のような理由で腹帯・妊婦帯を巻きます。
- 保温、保湿性
- ママの姿勢を正しく保つ
- 骨盤のゆがみ、腰痛予防
必ず巻かなくてもいけないものではありませんが、上記に挙げたような妊娠中のトラブルが予防できるため、おすすめです。
また、腹帯・妊婦帯を付けている方が動きやすく、快適だと感じる方も多いです。
ご自身の体型に合ったサイズで生活スタイルに合ったタイプを、2～3枚用意しておくと良いでしょう。
腹帯・妊婦帯はいつから巻くの？
安産だと言われる犬にあやかり、「妊娠5ヶ月に入った最初の戌の日」に安産祈願として腹帯・妊婦帯を巻くのが、日本の風習です。
ただし、これはあくまでも祝い事の儀式的な日であり、実際にはいつから巻かなくてはいけないといった決まりはありません。
腹帯・妊婦帯を巻き始める目安としては、お腹が大きくなり始めた頃や、お腹の冷えを感じる時の冷え対策として巻き始めると良いでしょう。
まとめ
一口に腹帯・妊婦帯と言っても、その種類はさまざまです。
腹帯・妊婦帯を選ぶ際は、自分に合ったサイズで生活スタイルにも合ったものを選びましょう。
お腹が大きくなり始めた頃や就寝時は腹巻きタイプ、お腹が大きくなってからはベルトタイプやガードルタイプなどの使い分けも、おすすめですよ。
