介護の仕事に興味があるものの、資格を持っていない方は決して少なくありません。好きなときに働ける介護の単発バイトアプリ「カイテク」は、無資格でも使えるのでしょうか。本記事では、カイテクでは無資格で働けるのか、そして資格がなくても介護の仕事を見つける方法や必要な資格、さらに新しい資格制度について詳しく解説します。「資格なしで介護の短期バイトを始めたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。
介護の求人アプリ「カイテク」では無資格でも働ける？
まず、介護業界で注目されている単発バイトアプリ「カイテク」について概要を紹介します。カイテクは介護・看護分野に特化した求人アプリで、最短1時間から都合の良いときに働ける柔軟さが特徴です。応募はスマホから簡単に行え、履歴書や面接不要で即日働ける点も人気です。また、日払い（勤務後即日入金）にも対応しており、働いたその日のうちに報酬を受け取れる仕組みがあります。登録方法もシンプルで、アプリをインストールして本人確認書類と必要資格の証明書を提出すれば、審査後すぐに求人に応募できます。
カイテクは無資格では働けない（介護資格保有者限定）
結論から言うと、無資格の人はカイテクで働くことができません。カイテクは介護や看護の有資格者のみが利用できるアプリであり、仕事に応募する際には資格証の提出が求められます。実際に、カイテク上の求人は介護職員初任者研修（旧ホームヘルパー2級）以上の介護系資格や、看護師などの医療系の資格を持っていることが前提です。求人ごとに必要資格は異なり、少なくとも何らかの専門資格がないと応募できない仕組みとなっています。そのため、資格を持っていない人はカイテクに登録・利用すること自体が難しいのが現状です。
カイテクの登録に必要な資格
カイテクで働くためには上述したように、介護・看護系の公的資格が必要です。
ここで、必要な資格の例を紹介します。
- 介護福祉士
- 実務者研修
- 介護職員初任者研修
- ホームヘルパー1級/2級
- 正看護師
- 准看護師
- 理学療法士など
また、認知症介護基礎研修を終了している人も利用可能です。
認知症介護基礎研修は1日程度で受講でき、費用も数千円程度（自治体によるが3,000円前後）と手軽なので、資格をお持ちでない方はまずこの研修の修了を目指すのがおすすめです。資格があれば未経験でもOK（未経験OKな仕事の具体例）
介護系の資格さえ持っていれば、たとえ現場未経験でもカイテクで働き始めることは可能です。実際に、カイテクには「未経験歓迎」と記載された求人も多数掲載されています。資格取得直後で実務経験がなくても応募できる仕事の例としては、デイサービスでのレクリエーション補助や入浴介助のサポート、訪問介護での見守りなどがあります。これらは有資格者であれば未経験でも挑戦しやすい業務で、先輩スタッフの指示のもと基本的なケアを補助する作業が中心です。カイテク利用者の口コミでも「資格を持っていれば経験がなくても問題なく働けた」という声があり、初任者研修修了直後のデビューの場としてカイテクを活用する人も多いようです。資格講座で学んだ知識・技術を実践しながら経験を積めるのも、単発バイトのメリットと言えるでしょう。まずは負担の軽い業務から始めて、徐々にステップアップしていくことも可能です。
無資格でも介護の仕事を見つける4つの方法
「カイテクのような資格者向けアプリは使えないけれど、無資格でも介護の現場で働いてみたい」という方に向けて、ここでは資格がなくても応募可能な介護系の仕事を探す方法を4つ紹介します。以下のサービスや手段を活用すれば、資格がなくても介護の現場を経験することができます。それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なるため、比較しながら自分に合った方法を検討してみましょう。
ケアリンク
「ケアリンク」は、2024年に登場した介護系スキルシェアリングサービスです。介護施設側と働き手をマッチングする単発バイトアプリで、資格がなくても始められる点が最大の特徴です。面接や登録会なども不要で、働きたい日程の案件にアプリ上から直接応募できます。最短1時間～半日程度の短時間業務も多く、「空いた時間にちょっとだけ介護の仕事を試してみたい」という未経験者にはうってつけでしょう。給与も勤務後に即日支払われる仕組みがあり、急な出費があっても安心です。
メリット： ケアリンク最大のメリットは、無資格・未経験OKという点です。資格取得前でも介護の仕事を体験できるため、「まずは現場を経験してみたい」という人に適しています。また短時間の案件が充実しており、1～2時間だけの入浴介助補助などスキマ時間で働けるのも利点です。日払いで即収入を得られる点も副業として魅力でしょう。
デメリット： 新サービスゆえに掲載求人数がまだ少なく、募集案件が稀少という課題もあります。。また報酬水準も低めで、初心者向けの簡単な業務が多いぶん時給相場は高くありません。実際に、介護の三大介助（食事・排泄・入浴）のような重いケアではなく清掃や見守りが中心のため、1時間あたり800～1000円程度の案件が中心との報告もあります。将来的に案件が増えれば改善が期待できますが、現状ではケアリンクだけで十分な収入を得るのは難しい可能性があります。
タイミー
「タイミー（Timee）」は、さまざまな職種の短期バイトを探せる全国対応のスキマバイトアプリです。介護専門のサービスではありませんが、資格不要でできる仕事も豊富に掲載されています。18歳以上であれば誰でも利用でき、エリアは全国47都道府県に対応しています。介護施設での補助的な仕事（清掃や調理補助、受付業務など）も見つかることがあり、未経験者がまず介護周辺の業務で現場に関わる手段として有効です。
メリット： タイミーの強みは、掲載求人数の多さと仕事ジャンルの幅広さです。介護分野に限らず様々な業界の単発バイトが集まっているため、「介護の仕事に絞らず探したい」という方には選択肢が豊富です。もちろん給与の日払いにも対応しており、働いたその日に振り込まれる仕組みです。数時間程度で終わる仕事も多く、副業でスケジュールに合わせて働きたい人にも向いています。介護以外の仕事にも興味がある場合や、一度にたくさんの求人情報を見比べたい場合にはタイミーが便利でしょう。
デメリット： 介護特化ではない分、本格的な介護業務（身体介助など）の求人は少ない点がデメリットです。無資格OKの仕事は主に施設内の雑務や補助業務に限られるため、「高齢者のケアを直接やってみたい」という希望には沿わない可能性があります。また、誰でも応募できる分競争率が高い求人もあり、必ずしも希望通りに仕事が見つかるとは限りません。時給も仕事内容によりピンキリで、簡単な業務は最低賃金レベル（～1,100円前後）が中心です。一方で介護系資格が必要な専門的な仕事はタイミー上ではほとんど募集がないため、介護職としてのスキルアップには直結しにくい点に留意が必要です。
スケッター
「スケッター（Sketter）」は、介護・福祉に特化した有償ボランティアのマッチングサービスです。簡単に言えば、ボランティア感覚で介護施設の手伝いができるプラットフォームで、参加者にはわずかながら謝礼（金銭）が支払われます。スケッターでは資格や経験がなくても気軽に応募できる「お手伝い募集」が掲載されており、高齢者施設での話し相手（傾聴）やレクリエーションの補助、食事の配膳や片付け、シーツ交換などのサポート業務が中心です。参加希望者はサイト上で募集一覧から興味のあるお手伝い内容を選び、必要事項を入力して申し込むだけでOKです。
メリット： スケッターは、介護業界未経験者に門戸が広く開かれているのが大きなメリットです。実際に、スケッター登録者の約65%は介護業界未経験者が占めるというデータもあり、初心者でも歓迎される雰囲気があります。資格不要・面接不要で、空いた時間に地域の施設を支援できるため、「まずは現場の雰囲気を知りたい」「高齢者と触れ合ってみたい」という人に最適です。利用者と会話したり、一緒に折り紙や体操をしたりといった活動を通じて、介護のやりがいを体験できるでしょう。また短時間から参加でき、拘束時間も比較的自由です。
デメリット： 報酬（謝礼）が低めである点には留意が必要です。スケッターで支払われる金額は施設や内容によって異なりますが、目安として時給800～1,000円程度に設定されていることが多いようです。これはアルバイトとして見ればかなり低水準で、あくまでボランティアの延長線上と捉えた方が良いでしょう。また、スケッターで経験を積んでも正式な職歴や実務経験とは認められにくい側面があります。施設によってはボランティア参加者に細かい介助を任せない場合もあり、専門スキルの習得にはつながりにくい印象です。収入目的というより、「社会貢献や経験積積」が主な目的になる点を理解しておきましょう。
求人サイトやアプリ
最後に紹介するのは、従来型の求人サイトや転職アプリを活用する方法です。大手求人サイトでは「介護職」「無資格OK」といった条件で検索することで、資格不問の介護求人を見つけることができます。例えばレバウェル介護（旧きらケア）のような専門の人材サービスでは「無資格OK」の求人特集ページがあり、常勤・非常勤問わず多数の募集案件があります。そうしたサイトに登録してエージェントのサポートを受ければ、未経験から正社員を目指すことも可能です。また、Indeedやタウンワークなどの求人検索エンジンで「介護 無資格 アルバイト」と調べてみるのも良いでしょう。
メリット： 求人サイト経由のメリットは、安定した雇用に繋がる仕事を探せることです。無資格OKの募集は、デイサービスの介護助手や有料老人ホームのケアアシスタントといった職種が多く、掃除・洗濯・食事の配膳やレク準備、送迎の添乗などの業務が中心です。これらは資格がなくても行える業務で、人手不足もあって積極的に未経験者が採用されています。求人によっては資格取得支援制度を設けている施設もあり、働きながら初任者研修などの資格を取得できるチャンスもあります。さらに正社員登用を前提とした採用も多く、長期的なキャリアを築きたい人にもおすすめです。
デメリット： 一方で、一般的な求人サイトからの応募は履歴書の提出や面接が必要になるケースが大半です。単発バイトアプリのようにすぐその日から働けるわけではなく、採用プロセスに時間がかかります。特に無資格・未経験の場合、書類選考や面接で熱意や人柄をアピールする準備が必要でしょう。また基本的に即日払いではなく月払いとなり、給与も資格者に比べると低めのスタートになる傾向があります。フルタイム勤務では体力的・精神的負担も大きくなるため、「まずは少し試したい」という段階の方はハードルが高く感じるケースも多いです。
以下に、紹介した4つのサービス/方法の比較表をまとめます。それぞれ無資格OKか、主な特徴、メリット・デメリットを整理しました。
| サービス名 / 方法 | 無資格で利用可能か | 主な仕事内容・特徴 | メリット | デメリット |
| カイテク (参考) | 不可（資格必須） | 介護・看護の資格者向け単発バイト/1日1時間から/日払い対応 | 高時給求人が多い/履歴書・面接なしですぐ働ける | 有資格者しか使えない/エリアや時期により求人が少ない場合も |
| ケアリンク | 可能 | 無資格・未経験OKの介護マッチング/短時間（1～4時間）の補助業務中心 | 資格なしで介護現場を体験できる/面接不要・即日払い | 求人案件がまだ少ない/報酬水準が低め |
| タイミー | 可能 | 全業種対応のスキマバイトアプリ/施設内清掃・調理補助なども掲載 | 求人数・職種が豊富/好きな時間・場所で働ける柔軟さ | 介護の専門業務は少ない/競争率高い求人もある/時給は内容による |
| スケッター | 可能 | 有償ボランティアマッチング/話し相手・レク補助など簡易サポート業務 | 未経験者も参加しやすい/高齢者との触れ合いを体験できる | 謝礼(時給)が低い/スキル習得や収入には直結しにくい |
| 求人サイト/アプリ | 可能 | 常勤・非常勤の募集多数/介護助手・介護補助の仕事が中心 | 正社員や長期雇用にもつながる/資格取得支援ありの求人も多い | 書類選考・面接が必要/給与支払いは月払いが基本で即金性なし |
※カイテクは資格者限定のため参考として記載しています。他の方法を検討する際の比較基準にしてください。
無資格の介護士の給与はどのくらい？
無資格で介護の仕事に就いた場合の給与水準も、気になるポイントです。結論から言うと、給与面ではやはり資格の有無で差が出る傾向にあります。具体的には、常勤（フルタイム）で働く介護職員の場合、無資格者の平均給与は約27万円、有資格者では約32万円という統計があります。この平均給与には基本給に加え各種手当や年間賞与の月割り分が含まれていますが、資格がある方が月あたり5万円前後高い水準であることが分かります。年間にすると約40万～60万円もの差となり、資格を持っている方が収入面でゆとりが出るのは明らかです。
一方、非常勤やアルバイトで働く場合の賃金は時給制となります。無資格OKの介護助手・介護補助の求人だと、時給は950～1,050円程度が一つの目安です。これに対し、初任者研修などの資格保有者なら時給1,100～1,300円程度から募集している例が多く、時給ベースでも資格の有無で100～300円ほど差が出るケースが見られます。ただし夜勤専従や早朝・深夜のシフトに入れば無資格でも割増賃金が適用され、時給が25%アップするため1,200円超になることも珍しくありません。また、単発バイトの場合は募集内容によって時給幅が大きく、例えばカイテク（有資格者限定）の求人は時給1,500～2,000円台の高時給案件が目立ちます。一方スケッターのような有償ボランティアは、先述の通り時給800～1,000円程度が中心です。タイミー経由の仕事は内容により最低賃金レベルから1,200円程度まで様々ですが、介護補助的な仕事であればおおむね1,000円前後が多いでしょう。
以上の内容をまとめると、無資格で働く介護職の給与相場はフルタイム月給で18～27万円程度、時給換算では1,000円前後と考えられます。資格を取れば平均年収ベースで数十万円のアップが見込めるため、長期的に介護で働くなら資格取得を目指す価値は大いにあります。
2025年から介護は無資格では働けなくなる？
近年、「2025年から無資格では介護の仕事に就けなくなる」という話題が業界で取り上げられています。これは前述した認知症介護基礎研修が義務化されたことに関係していますが、具体的にどのような制度変更なのか整理してみましょう。
認知症介護基礎研修の受講修了が必要になる
介護職員に対する認知症介護基礎研修の受講義務は、2021年の介護報酬改定で盛り込まれた新要件です。この研修は、介護現場で働く上で最低限知っておくべき認知症ケアの基礎知識を学ぶもので、介護未経験者や無資格者を対象としています。制度上は2021年4月に義務化となりましたが、経過措置として2024年3月31日までは未受講でも可とされてきました。しかし2024年4月から完全に義務化され、2025年以降はこの研修を修了していないと介護職に就くことができません。言い換えれば、2025年からは無資格のまま（研修未受講のまま）では介護の現場で働けなくなるということになります。
ただし、この「働けなくなる」というのは法的な資格制限が新設されるわけではなく、「認知症介護基礎研修を受けていない人を介護職員として現場に配置してはいけない」というルールが徹底されるという意味合いです。研修自体はたった1日の講習で修了証を取得できる手軽なものなので、まだ受講していない方は早めに各自治体の研修情報を確認して申し込みましょう。介護の仕事をしたいなら必須の基礎研修ですので、未受講の場合はスケジュールを立てて受けておくことを強くおすすめします。
採用から1年は猶予期間がある
認知症介護基礎研修が義務化されたとはいえ、新人として採用された人全員が即研修済みである必要があるかというと、そうではありません。厚生労働省の方針では、2024年4月以降に無資格で採用された介護職員には、採用から1年間の猶予期間が設けられています。つまり、就職後1年以内に認知症介護基礎研修を受講・修了すればOKという扱いです。この猶予措置により、たとえ研修未受講でもまずは介護現場に就職して、実務を経験しつつ働きながら1年以内に研修を受けることが可能となっています。現場での経験と研修での学びを並行して進められるため、新人にとって負担を分散できる配慮と言えます。
ただし注意したいのは、この猶予期間が主に常勤職員や長期雇用を前提としたパート職員を想定している点です。単発バイトやスポット派遣のような働き方の場合、雇用契約が短期間で終了するため猶予期間という概念が当てはまらない可能性があります。例えば1日限りの派遣スタッフに対し「1年以内に研修受講を」と指導するのは現実的でないため、こうした短期就労者は制度上義務対象から除外される可能性も指摘されています。（実際の適用範囲については明確に示されていませんが、少なくとも「雇用している職員」が対象との文言から、雇用関係にない単発の外部スタッフは直接の義務対象ではないとも解釈できます。）いずれにせよ、施設側には義務の対象となる職員を把握し、未受講者には速やかに研修を受けさせる責務があります。単発バイトであっても、今後は求人側が「研修受講済みであること」を条件に含めてくる可能性も否定できません。安全面を考慮すれば、短期で働く場合でも研修は受けておいた方が自分自身のためにもなるでしょう。
義務対象外になる介護の仕事もある
認知症介護基礎研修の義務化は、すべての介護関連業務に一律に適用されるわけではありません。研修受講が義務付けられるのは、「介護報酬上、介護職員として人員配置に数えられる職員」で、かつ「直接介護に携わる職員」です。したがって、同じ施設内でも清掃係や調理スタッフ、送迎ドライバー、事務担当者など、直接的な介護業務に当たらない職種については義務対象外となる可能性があります。施設ごとの判断に委ねられる部分もありますが、人員配置基準上カウントしない従業員や、利用者と接する機会がほとんどない職員にまで一律に研修を課す必要はない、というスタンスです。
例えば、「介護助手」や「介護補助」といった職種で採用された場合、その仕事内容が清掃や雑務中心で利用者の身体介護を行わないのであれば、事業所の判断で研修未受講でも勤務させるケースが考えられます。また、デイサービスの送迎ドライバーが運転業務のみを担当する場合なども、厳密には研修対象から外れるでしょう。重要なのは事業者側が自施設で働く職員のうち誰が義務対象かを正確に把握することであり、対象となる職員を未受講のまま放置していると行政指導の対象になり得ます。裏を返せば、対象外の職種については必ずしも全員に受講させる必要がないとも言えます。
しかし、介護業界で長く働くつもりであれば、たとえ今従事している業務が対象外であっても認知症介護基礎研修は受けておいた方が良いでしょう。研修未受講者は今後介護業務に携われなくなるため、少しでも介護職に関わる可能性があるなら早めに修了しておくに越したことはありません。将来的に本格的に介護に取り組みたいなら初任者研修修了も視野に入れつつ、まずは認知症介護基礎研修から着実にステップを踏むと良いでしょう。
まとめ 無資格から介護を始めるなら今後は研修受講がおすすめ
無資格でも介護の世界に飛び込む方法はいくつもあり、本記事ではカイテク以外の選択肢や2025年からの制度変更についても解説しました。カイテクは有資格者限定ですが、ケアリンクやタイミー、スケッター、各種求人サイトなどを活用すれば、資格がなくても現場経験を積むことが可能です。それぞれメリット・デメリットがありますので、自分の目的（副業で収入を得たいのか、将来のキャリアの足がかりにしたいのかなど）に応じて最適な方法を選んでください。
また、2025年以降は「認知症介護基礎研修」の修了が実質的な必須条件になります。無資格の方はまずこの研修を受講し、「研修修了者」として胸を張って現場に出られる準備をしましょう。研修を受けておけば応募できる仕事の幅も広がりますし、何より利用者の方々に安心感を与えられます。ひいては介護職員初任者研修のような上位資格の取得にも挑戦しやすくなり、キャリアアップにもつながるでしょう。
人手不足と言われる介護業界ですが、その分意欲ある未経験者を歓迎する土壌もあります。無資格OKの求人では清掃や配膳などからスタートし、働きながら資格を取ってステップアップしていく例も少なくありません。ぜひ本記事の情報を活用し、あなたに合う方法で介護の仕事にチャレンジしてみてください。資格取得という目標を見据えつつ、無資格からでも介護現場で活躍できる道は開けています。頑張ってください！
