義祖父のお墓参りへ
夫と結婚して1カ月が過ぎ、お盆の季節がやってきました。一般的には、結婚したら義家族にお中元や暑中見舞いを贈ったり、義実家に帰省したりすると思います。でも、私の場合はそういった必要がまったくなく、義家族とはフランクながらも少し距離を置いたラクな関係をとっていました。
とはいえ、夫の祖父のお墓参りにはさすがに行くことに。
「大人数だと同じ車に乗れないから」と夫の提案で、義家族と私たちは別行動でお墓参りに行くことになりました。翌日からは大雨の予報が出ていたため、お盆初日に霊園に行ったところ、長蛇の列が。そのため、あまり良くはないと思いつつ、私たちは夜に墓参りに出直すことにしたのです。
お墓が…ない!?
そして、夜に墓参りにいくと夫が目を丸くしてキョロキョロし始めました。なんと、義祖父のお墓がきれいさっぱりなくなって砂利が敷き詰められていたのです! その場で夫がすぐ義家族に電話するも、「なくなってるなんてことはないと思うけど……」との回答。
しかし、改めて義両親が親戚に確認したところ、義父の弟が墓じまいの手続きをとっていたそうです。翌日にお墓参りに行った義家族は、本当に墓じまいされていることを自分たちの目で確認して、あぜんとしていました。
親戚内で墓じまいの相談すらしないなんて……と、私は心の底から驚きました。私の実家ではわりと親密な親戚付き合いがあったので、義家族の親戚との付き合い方に、とてもびっくりさせられたエピソードでした。
文/鈴木久美さん
作画/村澤綾香
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