ブラジルで出産し、翌日には退院
私はブラジルの病院で、娘を無痛分娩で出産しました。多くの西洋諸国と同じく、ブラジルでも特に問題がなければ出産した翌日、あるいは翌々日には病院を退院します。私も出産翌日に退院しました。
初めての子育てということでドタバタしたものの、私の体は少しずつ回復していきました。しかし尿意のコントロールなど含めていくつか問題が……。その中で出産後に最も私を悩ませたのが、便意です。
傷が開くのが怖くて…
会陰切開の傷は特に痛みなどはなかったものの、やはり違和感がありました。そのため産後3日目に軽い便意はあったのですが、会陰切開の傷が開きそうな気がして、便意を我慢してしまいました。
そしてその後も数回訪れた便意を我慢していたところ……産後8日目にしてひどい腹痛になってしまったのです。さすがにおなかの痛みと便意に我慢ができず、トイレに駆け込みました。ところが頑張っておなかに力を入れても便が出ないのです。
病院で浣腸をおこなうことに!
さすがにこれはマズイと思い、出産した病院へ。病院で会陰切開の傷は順調に回復しており問題ないこと、便意で力を入れてもまず裂けたりしないことを医師から説明されました。そこまではよかったのです。
しかし、問題はその場で出された浣腸です。生まれて初めて入れる浣腸。病院のトイレで浣腸を入れようとしたものの、自分ではうまく入れられなかったのです!
他人に肛門を見せる恥ずかしさ!
その後もなんとか自分で入れようと四苦八苦したものの、結局浣腸を入れることはできませんでした。看護師さんに浣腸が入れられないことを伝え、看護婦さんに浣腸を入れてもらうことに。
壁に手をつきおしりをつきだし、看護婦さんに浣腸を入れてもらう私……。他人に肛門を見せるのはなんとも言えない経験で、とても恥ずかしかったです。
このとき以来、水をたくさん飲むように特に意識し、便意を我慢するのはやめるように。幸いなことに会陰切開の傷は1カ月後あたりには違和感は消え、排便への恐怖もなくなり、便秘になることはなくなりました。もしも第2子を出産することがあれば、この教訓を生かしたいと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:レイトン愛加/女性・会社員。5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も!
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています