第2子は「男の子」! 義母の反応が…
現在第2子を妊娠中なのですが、おなかの子の性別が「男の子」とわかり義実家に報告したときのことです。「性別は男の子だそうです」と伝えると、義母も義父もそれはそれは喜んでくれました。
義父は前々から孫とキャッチボールがしたいと話していたので、「そうかそうか」と口数は多くないですがうれしそう。義母はニコニコしながら、「そう、よかったよかった」とずっと「よかった」という言葉を繰り返していたのが少しだけ引っかかりました。
あれ? 長女のときとだいぶ違うぞ?
性別が判明してから義母の行動が気になり始めました。子どもの名づけに「おかあさん(義母の母)の字を使ったら?」と言ってきたり、すでに通っている産院があるのに「こっちの産院のほうが評判がいいみたい」と転院をすすめてきたり……。
長女のときにはこんなに口を出してこなかったので、義母のこの行動には「急にどうしたんだ?」と違和感しかありませんでした。夫に相談すると夫も不思議がって「とりあえずやめるよう言っておくよ」と言ってくれました。その後、夫が注意して義母の口出しは多少減りましたが、それでも長女のときよりも明らかに多いです。
言わなかっただけ、義母の本音
次に義実家へ遊びに行ったとき、この義母の謎の行動の意味がわかりました。私と2人になったとき、義母が「本当にありがとうねぇ。○○家が終わらなくて安心したわ」と言ったのです。「ああ、そういうことか」と納得しました。
私たちが住んでいるのは田舎で、「長男が家を継ぐ」意識が色濃く残っています。とは言っても、義実家はごく一般的なサラリーマン家庭。それでも義母は「自分たちの○○家が受け継がれていく」ことが大事だと思っていたよう。
納得したのと同時に、生まれてからわが家の2人の子どもが「男だから・女だから」と差をつけられるのを想像してしまった私。「もしそうなったら私が子どもたちを守らなければ」と思い、義母には「2人とも同じようにかわいがってあげてくださいね」とやんわり伝えました。
義母は言わなかっただけで、「男の子=跡継ぎ」の意識があったのだと知りました。これから第2子が生まれたあとの義母がどんな孫フィーバーをみせるのか、想像すると少し憂うつではありますが、とにかく今は無事に生まれることだけを考えようと思っています。
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作画/ぐら子
著者:水田 真理
アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。