義母の毎日の訪問がストレスに
引っ越す前は「大変なことがあったらいつでも言ってね」と言ってくれていた義母でしたが、実際にお願いしようとすると、いつもペットの世話などを理由に断られてしまいました。そして顔を合わせるたびに「私は忙しい」とアピールされるので、私は頼みづらくなり、結局手伝ってもらうことはありませんでした。
それなのに義母は毎日、忙しい時間帯にインターフォンを鳴らしてはわが家に上がり込んで来るのです。そして長々と義母の愚痴を聞かされる私は、慣れない育児で疲れていることもあり、ストレスがたまっていきました。
エスカレートする義母の行動
それだけでは留まらず、義母の提案により、荷解きも終わっていないわが家で親戚の集まりをおこなうことになったり、義母が呼んだ義理の妹夫婦が夜遅くまで居座ったりということが続き、私は精神的に疲れ果ててしまいました。
夫に相談しても「母が悪いというのか」と言われ話にもなりません。さらに当時、私の母親は癌で闘病中だったこともあり相談することができなかったため、誰にも理解してもらえずつらかったです。
もう限界!義母に合わせるのをやめた!
そんな状況の中で、このままでは精神的に参ってしまいそうだった私は、義母に振り回されるのはもうやめようと決心しました。今までは義母が訪ねてきたら忙しい時間でも招き入れていましたが、「手が離せないので後にしてもらえますか」と断るように。
義母に話を合わせたりせずに自分の嫌なことは嫌だと伝え、違うと思うことははっきり否定するようにしました。すると以前のような義母の自分勝手な行動は減り、私を気遣ってくれるようになったのです。
これまで私は、義母とは話を合わせて仲良くしないといけないと思い、何事にも遠慮してどんどんストレスをためてしまっていました。しかし、自分の気持ちを素直に伝えたことによって、私が迷惑だと思っていた義母の言動の中には、よかれと思ってしてくれていたこともあったのだと気付きました。現在、義母とは必要なときに会う程度ですが、近すぎず離れすぎずの距離感で、関係も良好です。
著者:水沢 雫
5歳男の子と2歳女の子の2児の母で、夜勤ありの夫と4人暮らし。アパレル販売員の経験があり、ファッションやショッピングが趣味。