結婚後、本性をあらわした夫と義母
結婚して半年が経つころ、夫と義母が徐々に本性をあらわし始めました。義母は毎日私に電話をかけてきては晩御飯の献立について詳しく問い詰め、「連続でお魚出したら飽きるでしょ!? 息子がかわいそうだわ!」と私を責めてくるのです。
さらに、マザコンの夫は常に義母の肩をもち、私の不満を聞いてくれません。「またそうやって母さんの悪口を言って……。次言ったら、離婚届にサインしてもらうって言ったよな!?」と記入済みの離婚届を見せつけ、離婚をほのめかすまでになりました。
そんなある日、夫の会社の同僚から私に連絡が入ります。
義母が不倫相手を紹介していた!?
なんと、「夫が不倫をしている」という連絡がありました。私がさっそく夫を問い詰めると「なんか悪い? 不倫して何が悪いんだよ!」と逆切れ!
私が慰謝料を請求すると言うと、慌てて義母に連絡。すぐに駆け付けた義母は、私に
「あんたが全部悪いからこうなったんでしょう! 離婚したいなら、あなたが慰謝料払いなさいよ!」と意味不明な発言をしてきます。
さらに義母は「たまには別の女性と遊んでストレス解消したい」と話す夫に不倫相手を紹介したと告白。そして夫が既婚者であることを知らない不倫相手は現在妊娠しているというのです……!
「とっくに離婚済みですけど?」義母と夫に別れを告げる
「黙っておとなしく夫の言うこと聞いて、嫁やってろ!」と毒づく義母に、私は
「いや、とっくに離婚済みですけど?」と言いました。
実は、不倫の話を聞いてからすぐ、以前に夫から渡された記入済みの離婚届を私は提出していたのです。おまけにこれまでの話をすべて録音しており、弁護士に提出して慰謝料を請求することに。
わがまま親子に訪れた結末
私が家を出て数日後、困り果てた2人から電話がかかってきました。夫のことを既婚者だと知らなかった不倫相手から、慰謝料と養育費を請求されたとのこと。電話口で義母を責める夫の声を聴きながら、私は静かに電話を切りました。
その後、夫は借金を背負って、私に慰謝料・不倫相手に慰謝料と養育費を支払いました。会社でも噂が広まり、夫は最終的に会社を辞めて義母とも絶縁。気力を無くした義母は今までとは別人のように元気がないそうです。
そして夫は借金の返済に追われ、昼夜働き詰めとのこと。2人の女性を不幸にした親子、自業自得ですね。一方で私は新たな仕事を始め、ひとり暮らしを謳歌しています。
◇ ◇ ◇
結婚前には気づかなかった部分が結婚後に見えてくることってありますよね。離婚は決して負けではありません。自分の幸せを見つめなおすことは、人生がより良い方向に転がるきっかけになるかもしれませんよ。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。