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「どっちでもいいって…」息子の下腹部にぽっこりとした謎の膨らみ⇒すると、医師から衝撃の発言が!?

現在25歳になる長男が4~5歳のときのお話です。おなかに力を入れると太ももの付け根くらいの位置に謎のぽっこりとした膨らみが現れます。そのときは痛いらしいのですが、やさしくなでているうちにぽっこりは消えてしまうのです。あとから、「鼠径(そけい)ヘルニア」だと診断を受け、いろいろと悩み奔走したエピソードです。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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おなかが痛い!! から始まった。

長男が保育園の年中さんだったある日のことです。長男が弟とレンジャーごっこで遊んでいたら、急に「おなかが痛い」と泣き出しました。具合が悪くても泣くような子ではなかったので、何か変だな? と感じながらおなかをなでると、そこにはぽっこりと膨らんだ何かがありました。

 

ものすごくびっくりして、すぐにズボンを脱がせ観察をしたのですが、やはり少しだけぽっこりと膨らんでいます。しかし軽くなで続けていたら、ぽっこりが消えて、またびっくり!! 長男のおなかの痛みもそれとともに消えてなくなりました。

 

子どもの病気百科を読み病名に目処をつけた

長男の症状を調べまくり、ようやく「鼠径(そけい)ヘルニア」がヒットしました。放っておくと「嵌頓(かんとん)ヘルニア」になり、腸が元の位置に戻れず壊死してしまうと書いてあり、そうなってしまうと緊急手術になるとのこと。

 

読んだ途端に怖くて怖くて、翌日には小児外科を扱う総合病院で、診察してもらうことにしました。

 

 

どっちがベストな選択か?

診察を受けた小児外科の先生は、丁寧におなかを押して調べてくれました。長男の症状だと、これから腹膜の穴が小さくなって自然に出てこなくなる子もいたり、痛くなるのが嫌だからと手術を選ぶ子もいるそうです。そして、「急を要しない症状なので、手術はしてもしなくても、どちらでもよいですよ!」と言われたのです。

 

即日で回答はできず、3カ月考えさせてもらいました。その間にも何回かおなかに力が入るとぽっこりと出てきてしまい、なでなでして落ち着かせることを繰り返したため、手術を決意。手術はまだ幼児ということで全身麻酔でおこないました。30分ほどの手術で、腹膜の穴を縫い合わせて終了です。1泊の入院で無事に退院しました。

 

 

その後長男はおなかが痛くなることもなく、元気に生活しています。男の子なので重いものを持ったり、スポーツでも腹圧をかけるかもしれない、と考えて手術に踏み切りました。今現在は、建設現場で施工管理の仕事をしています。立ちっぱなしだったり、大声を出すような場合もあるので、幼児のときに鼠径(そけい)ヘルニアの手術をしておいてよかったです。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。


著者:優木 まり

25歳になる長男を筆頭に4歳女児までの3男1女を育てるアラフィフママ。元美容部員のスキルを生かして美容記事を執筆するほか、子育て・出産関連についても執筆している。

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