イケメンの保護者に気に入られようとする保育士
私がお迎えに行くと、B先生に「お宅のお子さん、泥遊びでお友だちのお洋服汚していましたよ。ご自宅で注意してください!」と強い口調で言われました。その原因は娘の友達の父親がイケメンだから。
「〇〇さ~ん♡ お子さんは今日もとってもいい子でしたよぉ♡ でも、ごめんなさい。いやなお友だちに、お洋服汚されちゃって……」と私を睨みつけてくるのです。
彼女は保護者だけでなく、子どもたちに対しても偏った態度をとり、娘の友だちにだけおやつを多めにあげる始末。
保育園から子どもを迎えにくるよう電話が!
数日後の夜、家事や寝かしつけを終えて私がスマホを見ると、保育園から着信がありました。新人のA先生からの電話で、「お子さんは園に放置ですか! もう閉園ですよ!」と怒りの電話。
娘は家で寝ていることを伝えると、どうやらB先生に「娘の友だちも私が迎えにくることになっている」と聞き、待っていたとのこと。
何も聞いていない私は驚きましたが、何やら変な予感……。私は起きてきた娘と夫と一緒に、夜の保育園へ向かいました。
父親と先生が一緒にいる…?!
保育園には、寂しそうに親を待っている娘の友だちとA先生がいました。夫と子どもたちが別室で遊んでいる隙に、A先生は保育園の電話から友だちの父親に電話をかけ、迎えにくるよう伝えました。
それと同時に、私はA先生の携帯電話から、B先生に電話をかけました。すると、父親の声の後ろから同じタイミングで着信音が鳴り始めたのです!
父親はB先生と一緒にいないとシラを切るものの、私は何度も電話。そのたびに父親の背後で電話が鳴ります。
するとB先生が「私たちの時間を邪魔するのはやめてよね!」と逆ギレ!
すべてを察したA先生は、娘の友だちの母親に連絡。仕事を切り上げて保育園に来てくれました。
思わず不倫の証拠を喋ってしまう男の末路
慌てて保育園に来た父親は妻を見るなり「妻には連絡しないでくれって言ったじゃないか!」と焦っています。「B先生とはなんの関係もない! 一緒にごはん食べてドライブしていただけなんだ!」と不倫を暴露。
私が1年前から密会しているのでは?と聞いたところ、「違います! たった3カ月です!」と口が滑ってしまいます。
この事実を聞いた娘の友だちの母親は離婚を宣言。父親と不倫相手に慰謝料を請求し、親権も獲得。不倫相手のB先生は保育園を退職することに。
結局、娘の友だちは母親の仕事場にある託児所に預けられることになり、娘と保育園は別々に。しかし、2人は今でも親友で、親子で遊ぶ仲になりました。
◇ ◇ ◇
保育士が保護者だけでなく子どももひいきするなんて言語道断。子どもは本当によく大人を見ているものです。子どもにとって、大人は良い見本でありたいものですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。