新鮮長持ち!老舗青果店「長持ちするりんご保存法」とは!?
「実家がりんご農家“あるある”」なのが、りんごの時期になると必ず家のどこかにりんごがあるということ。
車庫だったり寒い廊下だったり冷蔵庫だったりと、りんごを見ない日がなくなります。
大量にあると、1個傷み始めると周りにも広がってせっかくのりんごたちが悲しい姿に……。
良い方法はないかと思っていたところ、老舗青果店・船昌青果店さんのりんごの保存法が簡単ですぐに出来そうなので実践してみることにしました。
船昌青果店「りんごの長持ち保存テクニック」検証


準備するもの
・りんご…1個
・ビニール袋…1枚
・キッチンペーパー…2シート
今回、検証に使用するのは早生ふじ2個。保存法の「技あり」と「技なし」用に1個ずつ使用しますので、材料は1個分を記載しています。
早生ふじとは、青森県で一番多く収穫される「ふじ」より1ヶ月ほど早く収穫する品種。ふじよりも傷みやすい早生ふじは、早く結果が知りたい10日間検証にピッタリ。
「長持ち」技ありりんごを作ろう!
りんご1個をキッチンペーパーで包みます。

しっかりと、りんごの実全体を包み込みましょう。

ビニール袋にキッチンペーパーで包んだりんごを入れ、空気を抜いて口を閉じれば、準備完了です。

冷蔵庫の野菜室で、キッチンペーパーに包んでビニール袋に入れた「技ありりんご」と、何もせずそのまま入れた「技なしりんご」を10日間保存してみました。
10日後、結果発表!!
10日間、「お願いだから食べないでね」と家族に頼んで楽しみに待っていました。伝えていなかったら食べるところだったそうです(笑)。

「技ありりんご」を袋から出して「技なしりんご」と並べてみました。
画像では少しわかりにくいですが、「技ありりんご」の方はマットな色合いで「技なしりんご」はやや光沢があります。
触ってみると「技あり」は皮がサラッとしているのに対し、「技なし」はベタつきが出始めています。
カットの感触から違う!?

切っているときの感触でも違いがわかりました。
「技ありりんご」はカットした際にシャキッとした手応えがあり、「技なしりんご」は少しやわらかく感じました。
食べると特に違いがわかる!?

まずは「技ありりんご」から食べてみました。
カットしたときに感じたシャキッとした感触が、そのまま食感にも表れています。シャキシャキとした新鮮さがあり、甘みとほどよい酸味が口いっぱいに広がりました。

次に「技なし」を食べてみました。
食べた瞬間にわかります。やわらかくなってシャキシャキ感はなくなり、もさっとした食感になっていました。
評価は!?
老舗青果店さんの技を使うことで、りんご本来のみずみずしさにおいて歴然とした違いがあり、新鮮さをしっかり保てていました。
冷蔵庫で保管している間、「技なしりんご」は日を追うごとに見た目から傷み始めているのがわかりました。
キッチンペーパーで包んでビニール袋に入れるだけでりんごを美味しく保てるなら、実践するべきです!
この方法なら「1ヶ月〜2ヶ月保存可能」
りんごからはエチレンガスが発生し、他の果物や野菜を熟させる作用があります。
他の食材の劣化が早まってしまいますので、今回の保存法は冷蔵室で他の食材と一緒に保存するときにも周りへの影響が低くなりおすすめです。
老舗青果店さんによると、品種にもよりますが、この方法ならなんと「1ヶ月〜2ヶ月保存」ほど美味しく食べられるそうですよ。
これから我が家には、りんごがたくさんやってきます。今年はすぐ食べないりんごは今回の保存法で保存して、今まで以上に長く味わいたいと思います。
皆さんもりんごが手に入ったらぜひ実践してみてくださいね♪