結婚したA子とB男
同窓会で僕の姿を発見したA子とB男は、「久しぶり〜！」と声をかけてきました。どうやら、2人は結婚して夫婦になったよう。僕が「そっか、おめでとう」と伝えると、B男が「お前、彼女とかいるの？」と聞いてきたため、「婚約している相手がいる」と言いました。
すると、2人は「相手はどんな人？ どうせ地味な女だと思うけどw」とバカにしてきて……。さらにB男は、他の同級生たちに「こいつの婚約者、見たいよな？」と言い、周囲を巻き込みながら、ここに婚約者を呼べという空気にしてしまったのです。
僕は嫌な気持ちになりながらも、婚約者にメッセージで事情を説明。すると、彼女は「あなたのためにも行くよ！」と言ってくれたのでした。
僕の婚約者を見た2人は！？
それから30分後、僕の彼女が会場に到着。すると、同級生たちは一斉にざわざわし始めました。というのも、彼女は若くして新進気鋭の会社を立ち上げ、いろいろなメディアに出ている女性だったからです。
彼女は「えっ、嘘でしょ……」とうろたえるA子とB男に近寄ると、「初めまして！ あなたたちのことは、彼からいろいろと聞いていますよ」とあいさつ。「随分とひどいことを彼に言ってくれたようですね。私の大切な人を、これ以上傷つけないでください」と怒ってくれたのでした。
反省した2人
A子とB男は、周囲にいた同級生たちからも促され、僕に「バカにしたような態度をとって悪かった」「ちょっと言い過ぎてしまった」と謝罪。こうして、謝ってもらった僕は、彼女と一緒に同窓会を楽しむことができたのでした。
A子を略奪された当初はとてもショックを受けましたが、ある意味、2人が付き合ってくれたからこそ、僕は素敵な婚約者と出会うことができたのだと思います。この先も、彼女のことを大切にし、幸せな家庭を築いていきたいです。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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