知らずに嫌な客に?「スーパーのレジ担当者が"やめてほしい"行動4選」

レジ担当の同僚に聞いたレジ周りで「やめてほしい」と感じているお客様の行動4選は、次のとおり。
- 支払いが終わってから「ポイントカード」や「クーポン」を出す
- 「年齢確認」で怒ったり、不機嫌になったりしないで
- 大量の小銭を出すのは控えて
- 「期限切れクーポン」の利用を無理強いしたり、怒ったりしないで
気付かずについやってしまっていることはありませんか?
順番にみていきます。
1.支払いが終わってから「ポイントカード」や「クーポン」を出す
会計の際に多いのが、支払いが完了した後でポイントカードや割引クーポンを提示することです。
多くのレジシステムでは、ポイントの付与やクーポンの割引適用は、商品のバーコードをスキャンした後、支払いを行う前に処理する流れになっています。
処理後の提示は、レジを打ち直す、あるいは複雑な修正操作が必要になり、後ろに並んでいるお客様を待たせてしまう原因になります。
「ポイントカードをお持ちですか?」「クーポンはございますか?」と聞かれたタイミング、またはお会計を始める前にご提示いただくようご協力をお願いします。
2.「年齢確認」で怒ったり、不機嫌になったりしないで
お酒やタバコなど、年齢制限のある商品を購入される際、店員は法律に基づき年齢確認を求めます。
これは店員の個人的な判断ではなく、法律で定められた義務だからです。
「毎回聞かれる」「失礼だ」と感じられるかもしれませんが、これは店員が職務を真面目に果たしている証拠です。
年齢確認を求められた際には、どうかご理解とご協力をお願いします。
ましてや、怒鳴ったり、不機嫌な態度を取ったりするのはやめてください。
3.大量の小銭を出すのは控えて
お財布に溜まった小銭を使い切りたい気持ちはわかりますが、お会計の際に1円玉や5円玉などの小銭を大量に出すのは、数えるのに時間がかかり、レジ待ちの列を長くしてしまう原因になります。
また、実は「硬貨は額面価格の20倍まで」という法的制限があります。
厳密に言えば、同一種類の硬貨は20枚までしか法的に「強制通用力」を持たないのです。
例えば、1円玉を21枚以上出すと、店側は法的に受け取りを拒否することができます。
とはいえ、多くのお店では対応してくれますが、時間帯や混雑状況によっては困ります。
キャッシュレス決済が主流になっている昨今ですが、現金を使う場合はお札や高額硬貨を中心に使い、小銭の出しすぎにはご注意ください。
4.「期限切れクーポン」の利用を無理強いしたり、怒ったりしないで
「期限が数日過ぎただけ」「この前は使えたのに」といった理由で、有効期限が切れたクーポンや、バーコードが読み取れないクーポンの利用を無理強いするのはやめてください。
クーポンは、システム上の設定で期限を過ぎると自動的に無効になり、店員が手動で適用することはほぼできません。
また、バーコードが汚れていたり、画面が暗かったりして読み取れない場合も、適用が難しいケースがほとんどです。
店員さんもお客様のお役に立ちたいと思っていますが、お店のルールやシステム上、どうにもできないことがあることをご理解ください。
嫌な客にならないために…【スーパーのレジ担当者を困らせる行動】は要チェック!

今回挙げた行動の多くは、「急いでいる」「知らなかった」という理由から起こるものかもしれません。
しかし、少し意識を変えるだけで、レジでのやり取りは格段にスムーズになります。
お店を利用するすべてのお客様が気持ちよく過ごせるよう、ご協力をお願いいたします。
何か、レジで「これはスムーズだった!」と感じた素敵な体験があれば、ぜひ教えてくださいね。