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義母「15万円送ってちょうだい!」→夫「えっなんで?」不倫した夫が青ざめた現実とは?

義母は一日に何度も電話をかけてきます。話の大半は愚痴で、在宅での仕事がまったく進まなくなるほどです。

夫に相談しても、「昔からこういう性格だから」と取り合ってくれません。本当は夫に間に入って義母へひと言注意してほしいのですが、それも望めない状況でした。

週末にも義母から呼び出されることが多く、落ち着く時間がありません。夫は「用事がある」と言って義実家にほとんど顔を出さず、ここ最近は残業続きで帰れない日もちらほら……。一緒にいる時間もほとんどなくなってしまいました。

ある日、夫のスーツのポケットから領収書が出てきました。どうやら、私の誕生日にホテルの高層階にあるレストランに行ったようです。仕事を理由に私のお祝いディナーをキャンセルしたにもかかわらず、なぜ別のレストランで食事をしていたのか、理解ができません。

 

夫と問い詰めると「接待だった」と言い訳します。

私と結婚した理由

実は私は少し前から夫の浮気を疑っていました。探偵にもすでに調査を依頼しており、ちょうどその日が結果報告の予定日。この領収書がすべてを物語っているような気がしました。

 

案の定夫はクロ。相手は私より7つも下の、夜のお店で働く女性でした。

 

調査結果を突きつけると、夫はすぐに開き直り、「結婚を焦りすぎた」「子どもを産むなら、若い子のほうがいい」とひどい言葉を投げかけます。

 

そもそも、私と結婚したのは「結婚しろ」とせっつく義母を納得させるためだったのです。「おかげで、母さんもおとなしくなったよ。もう、パートナーがお前じゃなくても大丈夫かなって……」と夫は笑いました。

 

そこまで言われてまで夫婦でいる必要はありません。私は離婚に応じました。必要な分の慰謝料については、しかるべき手続きを踏んで受け取っています。

15万円よこせ!

離婚後1カ月も経たないうちに元夫から連絡がありました。元夫は「15万円ってどういうことだよ!!」と強い口調で言いました。

 

どうやら義母から「15万円の仕送りを送って」としつこく言われているそう。最初はスルーしていたようですが、元夫はもちろん新しい奥さんにも頻繁に連絡がくるので、私に電話してきたようです。

 

夫にとっては寝耳に水でしょう。しかし結婚していたとき、夫婦のお金から義母に15万円の仕送りをしていました。痛い出費でしたが、この仕送りのおかげで何度も何度もかかってくる電話で作業が中断されることもなくなり、休日を潰すこともなくなったのです。

 

「何でそんなことを……」と元夫。しかし義母のことを相談したとき「お前に任せる」と言ったのは彼です。対応を任された私は、とある作戦をたてたのです。

 

私へのしつこい電話や休日ごとに呼びつけるのは寂しさからだと考えた私は、義母に推し活をすすめることにしました。一緒にテレビを見たりイベントなどに出向いたりしているうちに、狙い通り義母に“推し”のアイドルができたのです。

 

夢中になった義母は、グッズを買い集めたり国内各地のコンサートやファンミーティングに足を運んだりするようになりました。アイドルに会うための自分磨きにも余念がなく、エステや美容医療、ネイルなどにも通っています。これが仕送りの15万円の使い道です。

 

もちろん離婚を機に仕送りはストップしています。今や義母にとって推し活は生きる糧。続けるためにも元夫にしつこく仕送りを迫ったのでしょう。

 

しつこい電話、再び!

ここからは義母から聞いた話です。推し活ができず手持ち無沙汰になった義母は、再び私に連絡をよこし、元夫や新しい奥さんの愚痴を延々と話しました。

 

かつては負担でしかなかった義母からの電話は、元夫のその後を知る手段となったのです。仕送りのことも気になって、私はときどき電話に出るようになりました。

 

義母曰く、元夫は15万円の仕送りをしぶり、減額するように言ったそう。新しい奥さんは、夜の仕事を辞めて家に入ったらしく、家計の負担が夫に集中しているようです。さらに彼女は美容や趣味にお金がかかるタイプらしく、「お義母さんに15万円渡すくらいなら私に回してほしい」と口論になることが多いのだとか……。

 

義母の電話のしつこさは私が誰よりも知っています。きっと先に根負けするのは元夫でしょう。内心では「やっぱりそうなるよね」と思いつつ、義母の話に耳を傾けているのでした。

 

◇ ◇ ◇

 

面倒な義母の対応を押しつけ続けていた夫。しかしその労力を理解しないまま体験者さんを切り捨てた途端、その負担はそっくりそのまま夫自身に戻っていきました。

 

他人に任せて逃げたツケは、いずれ自分が支払うことになる──そんな教訓となりましたね。

 

 

【取材時期:2025年11月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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