優しい義母との良好な関係
結婚してから、義実家に行くたびに義母は「お客さんなんだから座っていて」「自分のやり方があるから」と、お手伝いをさせてくれませんでした。
とても優しくて、作ってくださるごはんもおいしく、とってもいい関係。義母のことが大好きで、義実家に行くのも楽しみにしていたんです。
そんな義母が、このたび足をくじいてしまい、家事がままならないということに。「私が手伝いに行きます!」と自分から申し出ました。
さすがお義母さん……と思っていたら
義実家に着くと、キッチンもリビングもきれいに片付いていて、「さすがお義母さん、いつも整理整頓が行き届いているな」と感心していました。
まずはお茶を出して、お茶碗を洗おうとしたときのことです。
シンクの横に置いてあるスポンジを見た瞬間……びっくり。ボロボロで、色も変色していて、正直あまり清潔とは言えないシロモノだったんです。
「もしかして、これは排水口用のスポンジなのかな?」と思い、お義母さんに聞いてみることにしました。
「お義母さん、食器洗い用のスポンジはどこでしょう?シンク洗い用のしかないみたいで」
すると、驚きのお返事が返ってきたのです。
「あ、そこのスポンジ使って」
え……?
「食器洗い用もシンク洗いもそれでやっちゃっていいのよ」
おまけに、義母はこう続けました。
「スポンジなんていつまでも使えるんだから」
「これはもう2年くらい使っていると思う」
その瞬間、愕然としました。
意識の違いに愕然
私は決して潔癖症ではないけれど、スポンジは雑菌がつきやすいから2〜3週間に1ぺんは変えています。それが常識だと思っていたので、2年も同じスポンジを使い続けているという事実に、正直ショックを受けてしまいました。
そして、これまで義実家で出されていた食器が、すべてこのスポンジで洗われていたかと思うと……ゾッとしてしまったんです。
あんなにおいしくいただいていたごはんも、まさかこんな衛生状況で作られていたなんて。
その日の帰り、100円ショップで大量のスポンジを購入しました。そして翌日に義実家に行ったとき、義母のキッチンに山ほどストック。
「たくさんありすぎるんで使ってくださいね」「1か月に1回は変えたほうがいいみたいですよ」と、できるだけ優しく伝えました。
ところが、義母は不満顔。
「ええ、また使えるのにもったいない」
やっぱりそう言われてしまいました……。
これからの決意
正直、価値観の違いを無理やり変えるのは難しいと分かりました。
でも、これからはガンガンお手伝いさせてもらって、そのたびにスポンジを交換しようと決心したんです。
「あ、古くなってたから変えちゃいました〜」って。
義母には申し訳ないけれど、家族の健康のため、これは譲れない!
衛生観念って人それぞれだから難しいけれど、大切なのは「お互いが気持ちよく過ごせる落としどころを見つけること」なんだと、身をもって学んだ出来事でした。
※AI生成画像を使用しています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
私も熱湯や塩素消毒とかしてるけど、スポンジのヘタリで泡持ち悪くなるのがストレスで、結局1ヶ月ごとに変えてる。
区別が付きやすいように色を変えて、古くなった食器用はシンク用にお下がり→シンク用は捨てる。