僕の元妻
僕は、約1年前に元妻と離婚しました。温かい家庭を築くことが夢だった僕は、元妻とうまくいかなかったことに落ち込む日々で……。そんなとき、僕を支えてくれたのが同じ会社の同期であるAでした。
僕は、次第にAのやさしさに惹かれるように。Aと今後も一緒にいられたら……そう思うようになり、思い切って告白すると、Aも最初は単なる親切心だったようですが次第に僕に好意をもってくれていたようでした。
こうして僕たち2人はお付き合いをスタート。元妻とは家庭を築くことができませんでしたが、Aとなら幸せな家庭を築けそう……!と思っていました。
そんな、僕が幸せな家庭像を想像していたところに、久しく連絡をとっていなかった弟から電話がかかってきました。
弟から驚きの電話
僕が電話にでるなり弟は、
「兄さんの嫁さんを好きになっちゃって…! 慰謝料は払うから、離婚してくれないか!」
と驚きの発言をしたのです。しかし、僕に弟の言葉の意味がわかりませんでした。僕が弟に
「彼女(元妻)とは離婚しているから、ご自由にどうぞ」
と言うと、弟は「えっ!?」と困惑していました。そもそもどうして僕と元妻が離婚していないと思ったのかを確認してみると、なんと元妻から「離婚していない」と聞いていたようでした。ところが、弟は元妻のことを好きになってしまったため、僕に筋を通そうと電話をしてきたとのこと。
詳しく話を聞くと、どうやら元妻は弟に僕のことを悪く言っていたようで……。元妻は弟に「離婚したいのに、離婚させてもらえない!」と話していたみたいでした。
弟に真相を話すと
僕は、弟に離婚の真相を話すことにしました。
元妻は、自分の機嫌だけで対応を変えたり、喧嘩をするたびに離婚や別居をほのめかしてきたり……ということが多々ありました。そんなことがあまりにも多く続き、僕は彼女との生活に疲れてしまって……。
そんなとき、元妻が浮気をしていたことがわかったのです。僕は、元妻に「もう一度浮気をしたら離婚だよ」と1度は許そうと思ったのですが……。元妻は「できるなら離婚で構わない!」と言い出したため、そのまま離婚に至ったのです。
僕の話を聞いて、弟は慌てた様子でした。元妻のとんでもない性格を知って驚いてしまったのでしょう。元妻は猫かぶりなところがあるため、彼女の傲慢な態度を弟は知らなかったのだと思います。
弟は、「教えてくれてありがとう。彼女(元妻)と話してみる」と電話を切りました。
元妻の反応と結末
弟が僕から聞いた話をすると、元妻は最初しらばっくれていたよう。ところが、次第に本性を表したようで、「なんで私を責めるのよ! 全部あの人が悪いのよ!」とわめいていたようで……。
続けて「あなたまでそんなこと言うならもう結婚しないから!」と言われたそう。
情緒の安定しない元妻を見て、弟は結婚をやめることにしたそうです。元妻に婚約破棄の話をしたときも、元妻は「あのときの話は冗談だった!」と言っていたようですが弟は拒否。
弟からは、「さんざん迷惑をかけてごめん」と謝罪の電話がありました。僕が「元妻のことを早めに伝えられてよかったよ」と伝えると、弟は安堵した様子でした。
そんな中、僕も恋人と結婚することに。僕の恋人は、僕が元妻と離婚をして落ち着かない状態のときに力になってくれました。これからは僕が彼女を支えていきたいと思っています!
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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