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16kg減量成功も半年停滞「もう限界!」糖質制限をやめた私を襲った驚きの体脂肪率

糖質制限を中心とした食生活改善と、筋トレやピラティスといった運動を組み合わせたダイエットをおこない、7カ月で16kg減量し、体脂肪率を9%落とすことに成功した私。目標としていた標準体重内まであと2kgという時点で停滞期に突入してしまいました。そのまま停滞すること半年。我慢の限界から、糖質制限をやめたところ、体脂肪率が5%も増加してしまったのです。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師沢岻美奈子先生
女性医療クリニック院長

乳がん検診を含め、女性特有の検診をワンストップでできる神戸の婦人科クリニック「沢岻美奈子女性クリニック」院長。市検診や企業検診含め、年間約3000件の検診をおこなっている。乳がんサバイバーも多い更年期世代の患者さんとのやりとりを通じて日常の診察で感じ考えることや、女性のヘルスケア専門医目線での医療情報をInstagramに毎週投稿し、podcastでも「女性と更年期の話」で発信している。
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糖質制限でダイエットに成功したはずが

身長161cmでありながら、人生初の80kg台に突入し、体脂肪率も38%をたたき出してしまった私。46歳という年齢的にも生活習慣病になってしまうような身に迫る恐怖を感じ、ダイエットを始めました。

 

確実に体重を落としたかったので、世間一般的に成功率が高いといわれている、糖質制限と有酸素運動の組み合わせによるダイエット法を選択しました。

 

 一切糖質をとらないようなストイックな食事制限は、自分では続かないと思い、朝と昼は茶碗半分程度のご飯にし、夜は一切食べない、そして、大好きだった甘いものや駄菓子はやめるというルールにしました。 

 

この緩めの糖質制限が功を奏し、なんと3カ月で10kg減り、7カ月でトータル16kg痩せることができ、体重は66kgになりました。体脂肪率も最初こそなかなか落ちませんでしたが、7カ月後には9%落とし、29%になりました。 

 

この調子で頑張れば、あと2kgで標準体重内になるし、体脂肪率も常に20%台をキープできるようになると思っていたところ、それからうんともすんとも体重計の針が動かなくなってしまったのです。いわゆる停滞期に入ってしまいました。

 

糖質制限をめたら体脂肪率が爆増

お腹周りの脂肪を気にする女性

 

停滞期の焦りから、食事量を減らすと体重が1kgほど落ちることがありましたが、元の調子で食べるとまた元に戻ってしまうという悪循環でした。何をしても変わらない体重に、焦りからイライラに感情が変化していき、やめていたはずの甘いものに手が出るようになってしまったのです。そして後悔しては、食事量を減らしたり、ご飯を抜いたりしていました。

 

また、ダイエットを始めてから時間がたつにつれて、糖質制限も自分の都合の良い解釈に変わっていき、ご飯さえ食べなければいいのだといわんばかりに、夜はおかずを食べまくるようになっていたのです。 

 

すると、体重が減るどころか、徐々に500g、1kgと増えていきました。このころは、停滞期に突入して半年ほどが経過しており、我慢の限界にまで達していたのです。もう糖質制限なんてやめてやる! と、夜のご飯も解禁したところ、体重は2kg増程度で収まったものの、体脂肪率があれよあれよという間に5%も爆増してしまったのです。

 

さらにショックだったことは、体重の変化以上に体脂肪率が増えてしまったことで、明らかに見た目がたるんでぶよぶよになってしまいました。

 

 

ご飯をしっかり食べて再出発

健康的な朝食のイメージ

 

自分では、適度な糖質制限と運動で、ダイエットに成功したと思っていました。ダイエット開始から7カ月経過したころから停滞期に入り、半年近く体重が平行線をたどり、糖質制限をおこなうのがつらくなってやめた途端、体脂肪率が5%も爆増したことで目が覚めたのです。 

 

そこから、改めて糖質制限についてネットや本で調べ直してみました。長く自己流で糖質制限を続けたことで、栄養バランスに偏りが出て、必要な栄養が入ってこず、私の体の中では危機状態だと認識され、せっかくの筋肉が分解されてエネルギーとして使われ、基礎代謝が落ち、脂肪が蓄積されやすい(筋肉が減ったことで相対的に脂肪の割合が増える)状態になっていたようなのです。

 

ずっとダイエットの敵だと思い込んでいたご飯は、糖質のかたまりなのではなく、食物繊維や、亜鉛やマンガン、ビタミンB1といったミネラル分も含まれていることがわかりました。毎食に適正量をとることで栄養の偏りが解消され、便通が改善され、食べ過ぎ防止に役立つそうなのです。 

 

それから、毎食茶碗1杯のご飯を食べ、栄養バランスを考えたおかずを適量食べ、甘いものもご褒美程度にし、運動を継続してみることにしました。2カ月経過した今、体重に変化はありませんが、体脂肪率は2%ほど落ちてきています。

 

まとめ

今回の失敗から、糖質制限は短期的な体重減少にはいいかもしれませんが、自己流で続けると栄養バランスが崩れ、かえって体脂肪が増えやすい体質を招く危険性があることを痛感しました。特に、停滞期に焦って食事を抜いたり、やけになって食べたりしたことが、リバウンドを加速させたと反省しています。

 

これからは、体重の数字だけに一喜一憂せず、ご飯(糖質)も含めたPFCバランス(たんぱく質・脂質・炭水化物)を意識した食事と運動を継続することが、真の健康的な体作りにつながると信じています。「急がば回れ」の精神で、体脂肪率20%台を目指してコツコツ続けていきます。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:竹みか/40代。1男1女の母。食べるのも作るのも大好きぽっちゃりオバチャンだったが一念発起。ダイエットに目覚め、体重15kg、体脂肪率7%落とすのに成功。今も絶賛継続中!

イラスト/村澤綾香

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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