受診の結果、「粉瘤」と診断され

ある日、背中にできものができていることに気付きました。そのできものは腫れて痛みも強くなったので皮膚科を受診すると、できものは「粉瘤(ふんりゅう)」との診断を受けました。粉瘤はアテロームとも呼ばれる良性の腫瘍だそうです。
医師からは、とりあえず粉瘤の炎症が治ってから手術をすると言われ、炎症を抑える内服薬を服用することになりました。後日受診したら、手術の必要がないほど粉瘤が小さくなっていることがわかりました。手術の必要がなくなり、ホッとしました。
粉瘤は2年後に再発。2回目は野球ボールほど粉瘤が大きく腫れ上がり、眠れないほどの痛みが強く出ました。そのため、粉瘤摘出の手術をすることになりました。
粉瘤は摘出できましたが、手術の傷痕がしっかり残り、痛みもあってつらい日々を送っています。
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再発した粉瘤は手術痕が残る結果となりました。再発するような疾患であれば、患部が小さいうちに手術するなど早めに対処しておけばよかったと後悔しています。疾患についてしっかりリサーチし、医師に再発の有無や再発したときの対処法などを確認しておくことも大切だと学びました。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。
著者:小田麻理子/40代女性・会社員
イラスト/ゆる山まげよ
婦人科で告げられたまさかの診断

専業主婦ということもあり、久しぶりに健康診断を受けました。すると、「貧血」との結果が。医療機関への受診を勧められましたが、自覚症状がなかったため、正直なところ「このまま放っておいてもいいかな」と思っていました。
そんな私ですが、思い当たることが1つありました。2年ほど前から、生理の際に塊のようなものが出るようになっていたのです。そこで、ネットで「貧血」「生理」「塊」などのキーワードで調べてみたところ、「子宮筋腫」という言葉にたどり着きました。不安になり、婦人科を受診することを決めました。
健康診断の結果には「内科を受診」と書かれていましたが、自分としては婦人科系の疾患ではないかと感じていたので、内科と婦人科の両方を掲げている近隣のクリニックへ行きました。診察では内診もおこなわれ、結果として5cmの子宮筋腫が見つかりました。
医師からは「手術するほどの大きさではない」と言われ、まずは薬で様子を見ることになりました。経血量が多いこともあり、生理を止める治療を勧められました。
しかし、私は40代に入っていたため、ピルは血栓のリスクがあるとのことで使えず、「レルミナ」という薬を処方されました。この薬を使うと一時的に閉経状態になり、生理が止まるとのこと。ただし、骨粗しょう症のリスクがあるため、服用期間は半年に限られているそうです。
面倒と思わず受診してよかった
その後の選択肢としては「ミレーナ※」を子宮内に装着する方法を提案されました。一度装着すると5年間効果があるため、「このまま閉経まで逃げ切れたらいいですね」と医師に言われ、実際に「逃げ切り療法」という言葉もあるそうです。
※子宮内に装着するT字型の避妊具で、黄体ホルモン放出型子宮内システムとも呼ばれている。
もともと生理が重かった私にとって、生理が止まること自体はとてもありがたいことでした。正直、健康診断の結果を見たときに「面倒だな」と思っていた自分がいたのですが、今回きちんと受診して本当によかったと感じています。
まだ貧血が完全に治ったかどうかは次の診察でわかる予定ですが、以前より体のだるさが取れてきたような気がしています。
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振り返ってみると、経血の多さや生理の異変をもっと早く相談していれば、筋腫もここまで大きくならなかったのでは……と少し後悔もあります。それでも、今こうして治療が始められていることに、ホッとしています。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
著者:水口かかお/40代女性・主婦
出産直後に腰の激痛!

初めての出産を終えて1カ月ほどたったころのことです。育児に追われる毎日の中で、私はずっとぎっくり腰のような腰痛に悩まされていました。
なんとか周りの助けを借りながら、赤ちゃんのお世話をしていたのですが……ある日、トイレで水を流そうとかがんだ瞬間、腰に激しい痛みが走り、その場に倒れ込んでしまいました。立ち上がることができず、四つんばいのまま必死に携帯電話のある場所まで移動し、仕事中の夫を呼び出して、赤ちゃんのお世話を頼みました。
そのときは「またぎっくり腰になったのかも」と思い、自宅で数日間安静にして様子を見ていました。受傷から2週間たっても壁伝いでしか歩けない状況に違和感を覚え、なんとか歩けるようになってから病院に行ったところ、MRI検査を受けることになりました。
え、4カ所も骨折していた!?
すると、医師から「腰椎の圧迫骨折が4カ所も見つかりました」と告げられたのです。もともと骨密度が低かったことに加え、妊娠・出産・授乳によって体内のカルシウムが急激に失われ、骨がもろくなっていたのだろうということでした。骨粗しょう症による圧迫骨折の診断です。
骨折の治療としては、コルセットを巻いて安静にしながら生活を送り、約3カ月で痛みは落ち着きました。ただ、その後も骨粗しょう症の治療は続いています。けれど、骨折をした当初は赤ちゃんを抱っこすることすらできず、育児がままならない状態に。私は赤ちゃんを連れて実家に戻り、両親の助けを借りながら生活することになりました。体のことを考え、母乳育児もしばらくやめることに。
初めての出産なのに、産後3カ月目から半年ほどは思うように育児ができず、母親として情けなさや悔しさを感じる日々が続きました。
それでも、赤ちゃんの隣に横たわったり、2カ月が過ぎたころには座って抱っこできるようになったりと、自分なりにスキンシップの時間を大切にしました。立って抱っこできなくても、少しでも赤ちゃんに愛情が伝わるよう、心を込めて接していました。
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骨粗しょう症と聞くと高齢者の病気というイメージが強かったのですが、若くても発症することがあるのだと身をもって知りました。私自身、体質的に痩せ型で骨にかかる負荷が少なかったことも、骨密度の低下につながっていたのかもしれません。また、若いころに無理なダイエットをしていたことも思い返され、生活習慣や食事内容の見直しをするようになりました。
監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)
整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』(アスコム)。
著者:吉田加奈/40代女性・主婦
イラスト/さくら
まとめ
自覚症状がなかったり忙しかったりすると、ちょっとした体の異変を見逃しがちです。でもその裏には大きな病気が隠れているということも。今回紹介した3人の体験談をきっかけに、健康により気を配っていきたいですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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